試合中、アジア人差別を受けたダルビッシュ その後の対応に「素晴らしい!」
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夏の甲子園で初優勝した沖縄尚学 比嘉監督の言葉に「名将ですな」「一層有名になっていく」夏の『阪神甲子園球場』で行われた、『第107回全国高等学校野球選手権大会(通称:甲子園)』。2025年8月23日に行われた決勝戦では、沖縄県の沖縄尚学高等学校と東京都の日本大学第三高等学校が対戦しました。激闘の末に栄光を勝ち取ったのは、沖縄尚学。3対1で日大三高に勝利し、念願の初優勝を果たしました。

【2025甲子園決勝】 沖縄尚学が優勝! 夏制覇に「初優勝、おめでとう!」「感動をありがとう」107回目となる甲子園で、沖縄尚学が日大三との激闘を制し、優勝をつかみました。
- 出典
- @faridyu
アメリカ合衆国テキサス州のミニッツ・メイド・パークで、現地時間2017年10月27日にワールドシリーズ第3戦であるヒューストン・アストロズとロサンゼルス・ドジャースの試合が行われました。
この試合に出場していたドジャースのダルビッシュ有選手が受けた、『アジア人差別』が世界で話題になっています。
試合中にアジア人差別を受けた、ダルビッシュ選手は…
2回に先制ホームランを放ったのは、アストロズに所属するユリエスキ・グリエル選手。
その後、ベンチで談笑していたグリエル選手は、ダルビッシュ選手を見て両目の眼尻を人差し指で釣り上げる動作をしたのです。
また、その際に『チニート』と発言したとされています。
【チニート(チーノとも)】
スペイン語で『小さな中国人』という意味。アジア人を差別する意図で使われる。
グリエル選手の行動はネット上で拡散され、世界中から「とんでもない差別行為だ」「信じられない!」「恥ずべき行為」といったコメントが上がっています。
メジャーリーグの公式メディア『MLB.com』によると、グリエル選手は「キューバではアジア人を総じて『チーノ』と呼んでいる。悪意はなかった」と弁明しているとのこと。
29日に行われた面談の結果、グリエル選手は来季開幕から5試合の出場停止処分を科されたそうです。
ダルビッシュ選手がメッセージを投稿
今回の件を受け、ダルビッシュ選手は自身のTwitterにメッセージを投稿しました。
「非難するのではなく、学ぶことが大切」
試合中に人種差別を受け、ダルビッシュ選手はおそらく傷ついたことでしょう。しかし、多くの人に呼びかけたのは、優しさにあふれたメッセージでした。
ダルビッシュ選手のいう通り、ただ怒りに飲まれるのではなく、「人種差別はいけないことだ」「こういった行動は差別にあたるから、やめよう」といったことを、世界中の人が知るべきです。
今回の件を受け、グリエル選手をはじめとした多くの人が、新たな気付きを得ることを祈ります。
[文・構成/grape編集部]