衝突した車に閉じ込められた白人警官 危機一髪で助けた黒人男性に称賛が殺到
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
警察の黒人に対する差別に抗議する運動が続いているアメリカでは、連日のように市民によるデモが行われています。
こうした中で、黒人男性が白人警官の命を救うという出来事がありました。
2020年6月21日、ペンシルベニア州の路上でパトカーと一般車両が追突する事故が起きました。
海外メディア『WTAE』によると、家の中で衝突音を聞いたデイラン・マクリーさんは急いで外に出ました。すると彼の家の目の前で事故が起きていたのです。
そこでデイランさんは警察官のジェイ・ハンリーさんがパトカーの車内に閉じ込められ、「動けない!」と助けを求めているのを発見。さらにその時、車の下から炎が上がっていたといいます。
デイランさんは直ちにパトカーに駆け寄り、その場にいた別の警察官と協力してパトカーのドアをこじ開けて、ジェイさんを救出しました。
その直後、パトカーは炎上したということです。
ジェイさんは足にケガをしましたが命に別状はなかったそうです。
その場にいたトーマス・コレンチック警部補によると、デイランさんは「彼(ジェイさん)を死なせるわけにいかない!」といっていたのだとか。
トーマスさんはそれを聞いて「言葉ではいい表せない気持ちになった」と笑顔で話しています。
デイランさんは『WTAE』の取材で、ジェイさんを助けた理由について語っています。
警察への反発が強まる中で起きた、黒人男性が白人警官の命を救うというこの出来事は多くのメディアで報道され、デイランさんの勇気ある行動に対して称賛の声が相次いでいます。
また海外メディア『People』によると、デイランさんは2016年に不法に逮捕され、1年間も服役していたのだそうです。
そんな経験をしたにもかかわらず、警察官を救った彼の優しさには称賛の言葉以外見つかりません。
「人の命には代わりがない」というデイランさんの言葉が、多くの人の心に響いていることを願います。
[文・構成/grape編集部]