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スーパーの前に集まった抗議デモに参加する若者たち その目的が称賛しかない

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:@AndrewSolender

2020年5月25日、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで黒人のジョージ・フロイドさんが白人警察官に拘束され、首をヒザで押さえつけられた後、亡くなりました。

その後、相次ぐ警察官による人種差別に人々の怒りが爆発し、全米各地で抗議デモが行われています。

デモ参加者の多くは平和的に声をあげていますが、一部の暴徒化した人たちが破壊行為をしたり、略奪も発生し、治安が悪化しています。

スーパーマーケットの前に集まった人たちが…

ジョージさんが亡くなってから最初の週末となった5月30日、ニューヨーク州ブルックリンにあるスーパーマーケット『ターゲット(Target)』の前に多くの人が集まっていました。

店の入口にいるのは抗議デモに参加していた若者たち。そして彼らの前にいるのは『ターゲット』で商品を略奪しようとしている集団です。

すると次の瞬間…!

ダメだ!やめろ!

両腕を広げて入り口をふさぐように立ちはだかる若者たち。

彼らは自らの体をバリケードにして、略奪から店を守ろうとしたのです。

海外メディア『Forbes』のリポーター、アンドリュー・ソレンダーさんが撮影したこの動画には多くの称賛の声が寄せられています。

・なんて勇敢なヒーローたちなんだ。

・これぞニューヨーカー。自分たちの町を守ろうとした若者たちを誇りに思う。

動画に映っているシーンの後、略奪をしようとした集団はあきらめてその場を去ったということです。

ジョージさんの事件後、全米で略奪の被害が相次いでいます。略奪者たちの多くはデモ参加者とは関係なく、デモの混乱を利用して略奪をしているのです。

そしてデモ参加者が体を張って、破壊行為や略奪を阻止する場面はロサンゼルスなどでも目撃されています。

人種差別の撤廃を求める抗議デモは同年6月2日現在も全米各地で続いています。

平和的にデモをしている人たちの努力が、これ以上暴力行為によって台無しにされないことを願います。


[文・構成/grape編集部]

出典
@AndrewSolender@FOXLA

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