大地に放たれた数千匹のヒツジ そして1分後…「美しい」「涙があふれた」
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出典:@guyrajack

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- @guyrajack/BBC
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行が始まって以来、大切な人と最期の別れができなかった人は少なくありません。
オーストラリアで暮らすベン・ジャクソンさんも、仲よしの叔母を見送ることができませんでした。
海外メディア『BBC』によると、クイーンズランド州に住む叔母のデビーさんは、2年間のがん闘病の末に亡くなったといいます。
デビーさんの家から400㎞離れたニューサウスウェールズ州で農業をしているベンさんは、コロナウイルス対策の移動規制によって、ブリスベンで行われた彼女の葬儀に参列できなかったのです。
彼は、大好きな叔母を失った悲しみに加えて、最期を見送ることができない悔しさに打ちひしがれてしまったのだそう。
そこでベンさんは、今いる場所からデビーさんを追悼するアイディアを思い付きます。
彼だから実現できた、天国にいるデビーさんへのメッセージがこちらです。
たくさんのヒツジたちによって大地に描かれた、大きなハート。
ベンさんは、空の上にいるデビーさんから見えるように、彼女への愛と感謝を示したのです。
この映像はドローンで撮影したのだそう。彼は穀物をハート型に置いて、数千匹のヒツジたちを一斉に放しました。
きれいなハート型になるまで何度もやり直しをして、ついに成功したのがこの時なのだとか。
動画に使われているサイモン&ガーファンクルの名曲『Bridge Over Troubled Water』は、デビーさんが大好きだった歌だといいます。
ベンさんの親戚が投稿したこの動画は話題になり、多くのコメントが寄せられています。
・なんて美しいんだ。涙があふれた。
・ハートが温かくなる、素晴らしいトリビュートだね。
・あなたの叔母さんへの愛の深さに感動したわ。
ベンさんはBBCにこう語っています。
かわいい甥が自分のために描いてくれた特大のハートを見て、デビーさんはきっとほほ笑んでいることでしょう。
[文・構成/grape編集部]