「動物たちを助けたい」 戦禍のウクライナに通い続ける隣国の獣医師たち
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
2022年4月16日現在、ロシアによるウクライナへの軍事進攻は続いています。
多くのウクライナの人たちが、住み慣れた町からの避難を余儀なくされ、犠牲者の数も日に日に増していますが、被害に遭っているのは人間だけではありません。
たくさんの動物たちも、攻撃によってケガをしたり、飼い主とはぐれたりして、命の危機に直面しています。
「動物たちを救いたい」隣国の獣医師が立ち上がる
ポーランドで獣医師をしているヤクブ・コトビツさんは、隣国で起きている惨状を見て見ぬふりはできませんでした。
「ウクライナの動物たちは、助けを必要としている」
そう思ったヤクブさんは、ウクライナに取り残された動物たちを救出しに行くことにしたのです。
車に大量の物資とキャリーケースを積み、ヤクブさんは数人のボランティア仲間と戦禍のウクライナに向かいました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
ウクライナには砲撃によってケガをした動物がいるため、ヤクブさんたちはその動物たちを病院へ運んで治療を行っています。
例えば、アランという名前の犬は、頭に鉄のパイプが刺さった状態で発見されました。
ヤクブさんたちは、アランの頭に刺さったパイプを取り除き、傷を治療。
もしヤクブさんたちに出会えなかったら、アランは今頃どうなっていたでしょう。
海外メディア『Bored Panda』によると、保護した動物たちの中には、目が恐怖に怯えていた子も多いのだとか。
精神的にトラウマを抱えてしまった動物たちは、心のケアを必要としているのです。
そんな心身ともに傷付いた動物たちを1匹でも多く救うため、ヤクブさんたちは寝る間も惜しんで活動を続けています。
これまでに保護された動物たちはヨーロッパ各国の里親に引き取られ、中にはウクライナの家族と再会できたペットもいるそう。
ただ、助けを必要としている動物の数は予想以上に多く、仮設病院や保護施設がまったく足りないのだとか。
そのためヤクブさんたちはSNSで寄付を募り、支援の輪は世界中に広がっています。
また、今ではアイルランドやデンマークなどの動物保護団体も、ヤクブさんたちの活動に参加しているということです。
動物たちはウクライナで何が起きているのかも、どこへ逃げたらいいのかも分かりません。
ロシアの侵攻が続く限り、命の危険にさらされ、飢えと闘う動物は後を絶たないでしょう。
ヤクブさんたちは今日も、自分たちの身の危険を顧みず、そんな動物たちを助けるために奮闘しています。
ウクライナに平和が戻り、彼らが活動しなくてよくなる日がやってくることを願います。
[文・構成/grape編集部]