「女性にはタイムリミットがある」 高齢出産と不妊治療、綺麗事だけでは語れない By - grape編集部 公開:2015-11-23 更新:2018-06-03 お母さんコウノドリドラマ出産動画妊娠 Share Post LINE はてな コメント 産婦人科を舞台に、妊娠から出産までの様々な問題を取り上げるドラマ「コウノドリ」。第6話は『高齢出産と不妊治療』がテーマでした。 女性にはタイムリミットがある 女性が社会でキャリアを積もうと思えば、すぐに30歳を迎えてしまう。また出産や子育てにはお金がかかり、女性には、産みたくても産めないときがあるというのが現状です。 そんな中、今回登場したのは43歳の妊婦さん。初期流産を3回経験し、5年間の不妊治療の末の妊娠でした。 妊娠高血圧症候群のため大事をとって入院している最中、「お母さんになれる最初で最後のチャンス」と、出産を前に不安な気持ちをこぼしました。 「お母さんになれる最初で最後のチャンス」 「若い頃は、いつか子どもができたらいいなと思っていたけど、それがいつの間にか40近くになっていて。それでも不妊治療したら、私もできるって思っていたんです。 でも、生理が来るたびに、『あ〜、またダメだった。次は大丈夫かもしれない。ここまで頑張ったからやめられない』って。やっぱりお母さんは若いほうがいいですよね…。」 そんな彼女に鴻鳥(こうのとり)先生はこう言います。 「高齢出産にはメリットがたくさんあるんですよ。お母さんの人生経験があるから、子どもが病気や怪我にもなりづらかったり、言葉の発達が早いという報告もあるんです。」 リスクだけではない 35歳以上を高齢出産といいます。出産には様々なリスクがあるのでよろしくないというイメージがあるけれど、このドラマでは高齢出産のメリットも伝えるあたりすばらしい。人生経験、社会経験があるために精神的余裕、経済的余裕があると言われています。 これかなり大きいメリット。#コウノドリ— 看護師のかげさん(ばなな) (@877_727) 2015, 11月 20 その後妊婦さんは、帝王切開で無事出産しましたが、出血が止まらず子宮を全摘出することに。 途切れていく意識の中で、「我が子を育てたい」と必死で祈った妊婦さん。子宮はなくなってしまいましたが、生きていられることに涙を流し感謝していました。 綺麗事だけでは語ることの出来ない今回のテーマ。放送後、様々な意見が寄せられました。 ゴールが見えないから辛い 不妊治療って何が辛いってゴールが見えないから辛いんだよね… 進めば進むほどお金も増える。 一方で時間も進めば進むほど年齢に限りも出てくる。 すぐにでも取り組みやすい環境を国が支援してください。 不妊治療の保険適用化!それも伝えて欲しかったな〜 #コウノドリ— まちょ/^o^\ベビ待ち♡ (@ggdgg818) 2015, 11月 20 あまり知られていないけど大きな問題 不妊治療は金がかかる。そうすると完璧な子供を無意識に求めてしまうことがある。あまり知られていないけど結構大きな問題。 #コウノドリ— ながし (@Pnagashi) 2015, 11月 20 他にもこんな意見が 子供が出来ないのは女性側の問題だけじゃない、そういうフォローもほしかった。 社会が妊娠・出産に対して冷たいのは、「子育ては全て妻に任せて、何もしなくてよかった男性が作った社会」だから。もう時代は変わっている。 お金も時間もかけて不妊治療して、やっと生まれたら疲弊しきって子育てできない人もいるらしい。「妊娠・出産はゴールではなく子育てのスタート」って言葉が重かった。 「子供を産めるのは女性だけ」って傲慢になってはいけないけど、でも、それが事実。 子供も産めたし、43歳だし、子宮もお役御免だね 子宮を全摘出した妊婦さんの子宮に対し、「お役御免」と言い放った院長。その非情な言葉に対し、助産師の小松さん(吉田羊)の一言も話題になりました。 「43でしょ?じゃあもう子宮いらないね。」 「63歳?じゃあもう金玉いらないね。女だって同じだよ。」 本当に秀逸な返しだとおもう。乳房切除とか、子宮摘出とか、女性性をすべて奪われるような苦痛、なかなか言葉にはあらわしにくいから。 #コウノドリ— jaded (@jaded_twit) 2015, 11月 20 現在、女性の社会進出や晩婚化が進み、初産が30歳という女性も珍しくなくなってきました。 しかし社会の反応は厳しく、「子供を産みやすい、育てやすい社会」と胸を張って言える状況ではありません。 一人でも多くの人が新しい命に笑顔で出会えるよう、男女問わず正しい知識と理解を深めていくことが重要なのではないでしょうか。 TBS コウノドリ 父「はい、撮るよー」 完成した家族写真に「どうしてそうなった」「1周回って好き」父がカメラマン役になった家族写真。その出来に娘が驚愕したワケは? 『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が? 出典 @ggdgg818/@Pnagashi/@jaded_twit/@877_727/TBS コウノドリ Share Post LINE はてな コメント
産婦人科を舞台に、妊娠から出産までの様々な問題を取り上げるドラマ「コウノドリ」。第6話は『高齢出産と不妊治療』がテーマでした。
女性にはタイムリミットがある
女性が社会でキャリアを積もうと思えば、すぐに30歳を迎えてしまう。また出産や子育てにはお金がかかり、女性には、産みたくても産めないときがあるというのが現状です。
そんな中、今回登場したのは43歳の妊婦さん。初期流産を3回経験し、5年間の不妊治療の末の妊娠でした。
妊娠高血圧症候群のため大事をとって入院している最中、「お母さんになれる最初で最後のチャンス」と、出産を前に不安な気持ちをこぼしました。
「お母さんになれる最初で最後のチャンス」
「若い頃は、いつか子どもができたらいいなと思っていたけど、それがいつの間にか40近くになっていて。それでも不妊治療したら、私もできるって思っていたんです。
でも、生理が来るたびに、『あ〜、またダメだった。次は大丈夫かもしれない。ここまで頑張ったからやめられない』って。やっぱりお母さんは若いほうがいいですよね…。」
そんな彼女に鴻鳥(こうのとり)先生はこう言います。
「高齢出産にはメリットがたくさんあるんですよ。お母さんの人生経験があるから、子どもが病気や怪我にもなりづらかったり、言葉の発達が早いという報告もあるんです。」
リスクだけではない
その後妊婦さんは、帝王切開で無事出産しましたが、出血が止まらず子宮を全摘出することに。
途切れていく意識の中で、「我が子を育てたい」と必死で祈った妊婦さん。子宮はなくなってしまいましたが、生きていられることに涙を流し感謝していました。
綺麗事だけでは語ることの出来ない今回のテーマ。放送後、様々な意見が寄せられました。
ゴールが見えないから辛い
あまり知られていないけど大きな問題
他にもこんな意見が
子供も産めたし、43歳だし、子宮もお役御免だね
子宮を全摘出した妊婦さんの子宮に対し、「お役御免」と言い放った院長。その非情な言葉に対し、助産師の小松さん(吉田羊)の一言も話題になりました。
現在、女性の社会進出や晩婚化が進み、初産が30歳という女性も珍しくなくなってきました。
しかし社会の反応は厳しく、「子供を産みやすい、育てやすい社会」と胸を張って言える状況ではありません。
一人でも多くの人が新しい命に笑顔で出会えるよう、男女問わず正しい知識と理解を深めていくことが重要なのではないでしょうか。
TBS コウノドリ