クリスマスの3日後 捨てられた『いらないプレゼント』に考えさせられる
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「返品天国」と呼ばれるアメリカでは自身で購入したものはもちろん、もらったプレゼントも返品ができます。
プレゼントを返品するための『ギフト用レシート』と一緒に贈る人も多く、受け取った人が気に入らなければ返品や交換ができるのです。
1年の中で特に返品が増えるのは、クリスマスの直後。毎年この時期の店は、もらったクリスマスプレゼントを返品する人たちの長い列ができます。
返された『クリスマスプレゼント』に悲しみの声
2022年12月28日、シカゴにある動物保護施設『The Anti-Cruelty Society』のスタッフの女性がTikTokに1本の動画を投稿しました。
映っているのは、女性が愛らしい子犬を抱いている姿。
子犬はクリスマスプレゼントとして贈られた後、不要になってシェルターに引き取られたのです。
投稿した女性は動画の説明で、このようにつづっています。
この動画は拡散され、「こんなにかわいい子犬をいらないだって?」「かわいそうで泣けてきた」など子犬への同情の声が殺到しました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
『The Anti-Cruelty Society』のInstagramの投稿によると、このウィニーというメスの子犬は、クリスマスの3日後にシェルターに引き渡されたそうです。
ウィニーはFacebookを通じてブリーダーから購入され、クリスマスの3日後には『いらないプレゼント』として捨てられました。
まだ生後2か月弱のウィニーは、一般的に子犬の引き渡しに適した月齢に達していないため、優良なブリーダーに育てられたのではないと推測されます。
生まれてからほんの2か月ほどで母犬から引き離されたうえ、不要なプレゼントとしてシェルター行きとなったウィニー。
しかし、動画が広まったことでウィニーの里親希望者が続々と現れます。
そして10日後には、ウィニーを心から愛する準備ができているという、素晴らしい家族ができました!
世界中のソーシャルメディアには、親から子や、恋人や配偶者などにサプライズで子犬を贈る動画があふれています。
子犬を受け取った相手が驚いたり、喜びの涙を流したりする様子は、感動的な動画として人気があるようです。
しかし、実際にはウィニーのように、もらっても「いらない」と捨てられてしまうペットも少なくないといいます。
犬を飼うことは、その犬を一生世話する責任を負うということ。当然、エサ代や医療費などの経済的な負担もかかることを理解しなければいけません。
ペットを誰かにプレゼントする場合は、受け取る相手としっかりと相談したうえで贈るべきでしょう。
[文・構成/grape編集部]