「ハーフサイズ下げてもよかった」　ニューバランス327のサイズ感は？

アウトソールの土踏まずあたりがキュッと細くなっている、『New Balance（ニューバランス）』の327。レトロ感がありながら、ポップなデザインのスニーカーです。

見た目的に横幅が狭そうな印象を受けますが、実際はどうなのでしょうか。

ニューバランスのMS327を実際に履いて、そのサイズ感や履き心地を徹底的に深掘りしていきましょう。

ニューバランス327のサイズ感は見た目よりも余裕あり

ニューバランスの定番996や574とは、また違ったテイストのデザインが特徴的な327。

Amazonで見る

アッパーのデザインは、レトロ感がありながらもNマークが大きかったり、アウトソールがヒール上部までせりだしたりと、ポップさも併せ持っています。

また、アウトソール自体も独特な形状です。

中央の土踏まずあたりは細いものの、つま先やヒール部分は幅が広くなっているのが分かるでしょう。

横幅はかなりタイトな感じになっていそうですが、実際はどうなのでしょうか。

筆者が27cmのMS327を履いてみた感覚では、土踏まずの部分は想像よりも狭くなく、996よりも余裕を感じました。

327はサイドの部分がスエードではなく、ナイロンやメッシュが使われているため、996などと比べると生地が伸びやすいのかもしれません。

次につま先部分の横幅を計ってみたところ、約9.8cmという結果でした。

筆者が持っている27cmのCM996は約9.6cmで、ML574は約9.4cm。

靴によって若干の変動はあるでしょうが、MS327は定番シリーズよりも余裕のあるサイズ感といえるでしょう。

筆者は普段26.5cmの靴を履いているのですが、996や574を履く時はきつさを感じるためハーフサイズアップして履いています。

そのため、327もハーフサイズアップして購入したのですが、このサイズ感だと26.5cmで購入してもよかったかもしれません。

ニューバランスの327の履き心地は？

アウトソールがくびれているため、若干タイトに見えるMS327ですが、横幅でいえば余裕のある履き心地ということが分かりました。

ほかにはどのような部分が、履き心地に影響を与えているのでしょうか。

ニューバランス327の履き心地：ミッドソール

履き心地に大きく影響するのが、クッション性です。

ニューバランスのスニーカーには、エンキャップやシーキャップといった特有の技術がミッドソールに使われているものが多く、履き心地がよいといわれています。

しかし、327のミッドソールには、特にそういった技術は使われていないようです。

とはいえ、327のミッドーソールは厚みがあり、クッション性は悪くありません。

個人的にはCM996よりも歩き心地はよく感じました。通勤通学などに使う分にはまったく問題はないでしょう。

ニューバランス327の履き心地：アウトソール

327の特徴の1つともいえる、ヒール上部までせり上がったアウトソール。かなり凹凸が激しく、グリップ力が強そうに見えます。

実際にグリップ力は強く、濡れている路面でも滑るような心配はありませんでした。アウトドアなどでも活躍してくれるかもしれません。

むしろ強すぎるので、絨毯などでは靴が突っかかる感覚もありました。

また、アウトソールは靴からはみ出すくらい大きく作られているため、安定感も抜群です。

ニューバランス327の履き心地：インソール

327のインソールは、ほかのニューバランスのスニーカーと比べても、それほど違いはないように見えます。

形も足にフィットするような作りというわけではありません。

327はミッドソールの厚みがあるので、これでも十分な履き心地ではありますが、よりよくしたい場合はインソールを交換するといいでしょう。

ニューバランス327のサイズ感や履き心地は？　まとめ

ニューバランスのMS327は、定番といわれるCM996やML574と比べると、つま先部分の横幅が広いことが分かりました。履いてみた感覚的にも全体的に余裕を感じます。

996や574を履き慣れている人なら、余裕を持って履くことができそうです。

また、ミッドソールに特有の技術は使われていませんが、履き心地はよく、個人的にはCM996よりも歩きやすく感じます。

グリップ力も強く、オフロード用に作られた574と比べても安定感のある履き心地です。

Amazonで見る

カラーバリエーションなども豊富なので、さまざまなコーデに合わせることができるでしょう。

定番シリーズよりもラフな感じでニューバランスを履きたい人に、おすすめの1足ですよ。

---

[文・構成／grape編集部]