揚げ油は何回使ったら交換すべき? 目安や汚れやすい食材は?
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フライや天ぷらを作ると油が汚れてしまいますよね。何度か使った油は交換しないといけませんが、油がどのような状態になれば交換のタイミングなのでしょうか。
日清オイリオグループ株式会社(以下、日清オイリオ)に、油の交換頻度や交換の目安について聞きました。
揚げ油の交換目安とは?
――フライや天ぷらで使う揚げ油の交換目安は何か?
揚げ油の種類や揚げ種、温度、時間などによって異なり、一概にはいえませんが、だいたい3~4回の使用が交換の目安です。
ただし、使用回数で判断いただくよりも、なんらかの違和感のある状態が見られた際には使用を控えていただくことをお勧めします。
日清オイリオに聞いた交換目安は以下の通りです。
【揚げ油の交換目安】
・加熱時に枯れ草や塗料のような油臭い不快な臭いがする。
・油の色が濃くなる。
・揚げ物をすると、消えにくい泡である、カニ泡ができる。
・温度が下がった時に、粘りが出ている。
・天ぷらを揚げる温度の180℃くらいで煙が出る。※新鮮な油は230~240℃まで煙は出ない。
※写真はイメージ
油が汚れやすい食材や汚れを抑えるコツ
――油が汚れやすい食材はあるか?
魚や鶏肉、牡蠣などは素材の成分が油に溶け出しやすいため、油を汚しやすい食材といえます。
また、フライ、から揚げも、パン粉や小麦粉が沈みやすいため、油が汚れやすくなります。
揚げ物をする場合は、以下のような順で、油を汚しにくい料理から始めるのがお勧めです。
1.野菜の素揚げ。
2.天ぷら(野菜、魚介の順)。
3.フライやカツ、コロッケ。
4.鶏のから揚げなど、下味をつけた食材の揚げ物。
※写真はイメージ
――汚れを抑えるコツは?
揚げ物の際は、その都度新しい油を『さし油』しながら使うと、多少長持ちします。
まず、再度使用する油を鍋に注ぎ、次に足りない分量を新しい油で補充するといいでしょう。
油の処理にも注意しよう
――そのほかに注意することは?
揚げ物に使用した後の油は適切に保存することも大切です。次の手順で保存するようにしてください。
【使用後の油の保存方法】
1.油を鍋に入れたまま放置しない。長時間鍋に入れたままにしておくと、空気に触れやすく、ゴミや虫が入る原因にもなる。
2.冷めないうちに処理する。揚げカスも油を早く傷める原因に。冷めないうちに、油こし器でろ過してください。この際、やけどには注意する。
3.容器に入れてきっちり蓋を閉める。ろ過した油が冷えたら、蓋をきちんと閉めて冷暗所で保存する。
※写真はイメージ
――交換した油はどのように処理すればいいか?
油を捨てる際は、『流し』には絶対に捨てないでください。まずは、お住まいの地域に使い終わった油の回収を実施している拠点や店舗があるかを確認してみましょう。
回収が行われていない場合は、以下の2つの方法で捨てるか、各市町村の指示に従って処理してください。
【油の処理方法】
1.染み込ませて処理
ゴミ用ポリ袋などに吸油性のよい紙や古新聞をつめ、冷ました油を染み込ませる。後は輪ゴムなどで口を止めて生ゴミと一緒に捨てる。
2.油凝固剤を利用して処理
油凝固剤などを利用して生ゴミと一緒に捨てる。
※どちらの処理の場合も、夏場などの気温の高い時期は、油の染みた紙や布をそのままにしておくと、発熱して自然発火する場合があるため、水を振りかけると安心。
揚げ油は3~4回の使用が交換の目安とのことですが、加熱時の嫌な臭いや消えにくい泡、粘りが出た際も交換のタイミングです。
今回挙がった交換目安を参考に見極めて、油をこまめに交換するようにしましょう。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]