建物の入口に置かれた大きな箱 中に入っていたのは…「かわいそうに」「悲しいね」
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アメリカのテネシー州にある猫の保護団体『ラッキーズ・キャット・ハウス』。
この団体は野良猫や虐待された猫に里親を見つけるために活動しています。
施設の玄関に置かれた大きな箱の中身は…
2023年9月、『ラッキーズ・キャット・ハウス』の施設の玄関に大きな箱が置いてあるのが見つかりました。
その箱の表には「道路脇の側溝で見つけました。助けが必要です!ありがとう」と書かれています。
誰かが故意にその場所に置いたと思われるその箱の中身は…8匹の子猫だったのです。
子猫たちはとてもお腹を空かせていましたが、全員生きていました!
ただ『ラッキーズ・キャット・ハウス』では収容施設が満員で、子猫の世話ができないのだそう。
そこで緊急で子猫たちの一時的な世話をしてくれる人を募ったところ、「預かりたい」という人たちが続々と現れました。
この投稿には「悲しいね」「かわいそうな子猫たち」「助けてくれてありがとう」などの声が寄せられています。
ひとまず子猫たちが無事だったのは喜ばしいことですが、『ラッキーズ・キャット・ハウス』は投稿で、あることを強く呼びかけました。
それは「動物を無慈悲に捨てないでほしい」ということ。
テネシー州では動物遺棄は犯罪で、『ラッキーズ・キャット・ハウス』では防犯カメラや警告の看板でそれを防止する手段を講じてきたといいます。
しかし、残念なことに未だに動物を捨てていく人が後を絶たないのだとか。
なお今回の8匹の子猫を捨てた人は警察によって見つかり、起訴されたということです。
動物保護施設の近くに動物を捨てる人は、最善の選択をしたと思っているかもしれません。
8匹の子猫を置いていった人も、本当に道路脇で発見したのかもしれませんが、施設の前に放置したことが問題なのです。
放置された動物の発見が遅れたり、何かの事故が起きたり、悪意のある人の手に渡ってしまう可能性は否めません。
どうしても飼えない事情がある場合は、自治体や保護施設、またSNSなどで助けを求めれば、いい解決方法が見つかる可能性があります。
ここなら安心だと思っても、捨てられた後の動物が最善の結果にならないこともあり得るということを、誰もが心に留めておくべきなのでしょう。
[文・構成/grape編集部]