「ライオンかと思った」 施設に保護された動物の『姿』に衝撃「かわいそうに」
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

「意味が分かるまで2分かかった」 夏季休暇の貼り紙に『重大なミス』と思いきや?ある夏の日、街を歩いていたモチコ(@mochicco69)さんは、目にした貼り紙に違和感を覚えました。書かれていたのは、夏季休暇のお知らせ。お盆の時期になると、多くの店や施設で目にするため、決して珍しいものではないでしょう。しかし、モチコさんは貼り紙のある部分を見てツッコミを入れざるを得なかったようで…。
毛が長い犬種の犬は見た目の美しさだけでなく、健康や安全を保つためにも定期的なトリミングが必要です。
毛が伸びすぎると、毛がからまったり、皮膚のトラブルを起こしたりするからです。
しかし、残念ながらそのような適切なケアが受けられない犬も存在します。
アメリカのニューメキシコ州で見つかった犬は、まさにそんなかわいそうな犬でした。
まるでライオンのような姿になった犬
動物保護施設『エスパニョーラ・ヒューメイン』に、ジュゼッペくんという犬が預けられました。
ジュゼッペくんは市の動物管理局によって保護された犬で、飼い主の家の庭から助け出されたといいます。
なぜ飼い主がいるのに保護されたのか…。それはジュゼッペくんを見れば一目瞭然でした。
ジュゼッペくんは伸びすぎた毛によって、まるでライオンのような姿になっていたのです。
全身が汚れた分厚い毛に覆われていて、痛みを伴い歩くことさえできない状態でした。
スタッフたちが剃り落としたジュゼッペくんの毛の量は、なんと2kg以上もあったそう。
そして汚れた毛の下からは、とてもかわいらしい犬が姿を見せました!
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
ジュゼッペくんは病的な肥満で、怯えていて、心を閉ざしていたのだとか。
その健康状態から、これまで長い間、十分な運動をさせてもらえなかったことは明らかでした。
また甲状腺の機能が低下していることが分かり、治療を始めたといいます。
唯一よかったのは、手遅れになる前にジュゼッペくんが助け出されたことでしょう。
『エスパニョーラ・ヒューメイン』が投稿したジュゼッペくんの写真には、同情と回復を願う声が上がりました。
・最初に見た時、ライオンかと思った。かわいそうに。
・なぜこんなひどいことができるのか、理解できない。
・この犬の残りの日々が、平和と愛と安心で満たされますように。
『エスパニョーラ・ヒューメイン』ではジュゼッペくんの心身の回復をサポートしてくれる仮里親を募集しています。
そしていずれは、正式な里親を見つけるつもりとのこと。
投稿にはすでに何人かから「私がジュゼッペくんに永遠の家族を与えてあげたい」という声が寄せられていました。
ジュゼッペくんがどのくらいの期間、不健康な生活を強いられていたのかは分かりません。
体の痛みに耐えながら逃げ出すことも、助けを求めることもできずにいたと思うと、胸が張り裂けそうです。
ジュゼッペくんが早く健康を取り戻して、新しい家族と幸せに暮らしていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]