誰かの視線を感じる… プール清掃員が頭上を見上げると?「かわいそうに」
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オーストラリアでプールの清掃業者が顧客の家のプールの清掃に訪れた時のことです。
誰もいないはずの裏庭で清掃の準備をしていた職員は、誰かの視線を感じました。
周りを見渡すと…頭上に1匹のコアラがいたのです!コアラは排水管にしがみついていました。
おそらくこの家の犬たちが、庭に現れたコアラを追いかけたため、コアラは必死で排水管を上って逃げたと思われます。
かわいそうなコアラは、そのままひと晩中降りることができなかったようです。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
清掃員はすぐに野生動物保護団体『WIRES』に連絡し、スタッフのエイミーさんが現場に駆け付けました。
コアラは見るからに疲れきっていて、かなりお腹を空かせていたそう。
エイミーさんは細心の注意を払いながらコアラをケージに入れて、病院へ運びました。
コアラはケージに入ると安心したのか、喜んで葉っぱを頬張っていたということです。
『WIRES』がInstagramでこの出来事について報告すると、コアラが無事だったことに喜びの声が上がりました。
・かわいそうに。怖かっただろうね。トラウマになっていなければいいけど。
・プールの清掃員が見つけてくれてよかった。
・この子は幸運だ。悲しいけれど車と衝突したり、犬の攻撃を受けたりして、助からないことも多いからね。
エイミーさんが駆けつけた時、コアラは瞳孔が開いていたそう。
犬がいなくなっても排水管にしがみついていたコアラは、よほど怖い思いをしたのでしょう。
コアラは病院で手当てを受けた後、数日後に野生に帰されたということです。
人が暮らす町は、野生動物にとっては危険がいっぱいでしょう。
このコアラが、二度と危ない目に遭うことなく安全に暮らしていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]