『涙』は『赤くない血』だって知ってました? 涙のトリビア5つ
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日常のふとした瞬間に、なぜか流れてしまう「涙」。悲しみや喜びだけでなく、意外な生理的メカニズムがその背後にあることをご存じでしょうか?
そんな“なんとなく知っていそうで実は深い”涙の世界から、驚きのトリビアを5つご紹介します。
涙の役割
鼻水も涙
激しく泣いたときなどに出る鼻水は、涙が鼻涙管を経て鼻に流れ込んだものである。
感情と涙の関係の謎
感情が高ぶった時に、人は何故涙を流すのか?
こんな実験がおこなわれました。
被験者に、いかにも涙を誘う映画を見せて収集した涙と、同じ被験者にタマネギをむかせて収集した涙の、成分を比較してみたのです。その結果、感情による涙は、刺激による涙よりも、より高濃度のタンパク質を含んでいるということがわかりました。
この実験により、感情と涙の成分には何らかの関係がある、ということは示され、「泣きたい時は思い切り泣くことで様々な感情を洗い流すがいい」といった通念が、生化学的観点ともそれなりの整合性がある、ということも示しているようです。
涙がストレスを解消する?
感情による涙はストレスホルモンを含んでいるいう説もあります。つまり、涙を流すことでストレス物質を排出することができるそうです。
また、泣くことで体にエンドルフィンという幸福ホルモンを出させるともいわれています。
涙の原料は血液
涙腺内の毛細血管から得た血液から血球を除き、液体成分のみを取り出したものです。 9割以上が水で出来ており、タンパク質、リン酸塩などを含んでいます。
痛みや悲しみを洗い流すように流れる『涙』は、『血』だっていわれると妙になっとくしてしまいます。 聖母マリア様も、血の涙を流していました。