時候の挨拶とは?場面で使い分ける方法や構成、月ごとの例文を紹介
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ビジネス文書や手紙などの書き出しに添えられている時候の挨拶について、どのくらい知っていますか。
目にする機会はあるけれど、自分で書くとなると難しいと感じる人が多いでしょう。時候の挨拶を添える理由、相手や場面での使い分け、月ごとに変わる時候の挨拶の例文を紹介します。
時候の挨拶とは
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時候の挨拶は、ビジネスでの文書や親しい人への挨拶状を書く時に、文書の最初に書く季節の様子を表わす言葉です。一般的には『拝啓』の後にその季節にふさわしい時候の挨拶の文面を添えます。
時候の挨拶の必要性
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時候の挨拶は、相手を気遣い礼節を示し、人間関係を円滑にする役割があります。時候の挨拶なしで、いきなり本題に入るより、相手に礼儀正しさや誠実さを感じてもらえるでしょう。
時候の挨拶が必要な文書
時候の挨拶が必要なのは、どのような文書でしょうか。一般的にはお世話になっている人にお礼の気持ちや敬意を示し、自分の近況を伝える『挨拶状』か、社外の人に事務所の変更やイベントなどの情報を伝える『案内状』で必要だといわれています。
時候の挨拶が不要な文書
相手に気遣いや礼節を示せる時候の挨拶ですが、文書の用途次第で、時候の挨拶は不要な場合があります。
お詫びの手紙
お詫びの手紙は、相手に謝罪の意を表わす文書です。お詫び状や謝罪文ともいわれ、不備や不手際、変更や中止などを相手に伝える文書となります。
お詫びは、相手に迅速に伝える必要があるため、時候の挨拶は不要です。丁寧に対応するつもりで時候の挨拶を入れてしまうと、迅速さを欠き、かえって不快感を与えてしまう可能性があります。
確認が必要なビジネス文書
確認が必要なビジネス文書は、報告書や見積書、請求書などの文書です。挨拶よりも迅速に内容を相手に伝えたい時や、同じ案件で何度もやり取りをしている場合には、その内容が重要視されるため、時候の挨拶は必要ありません。
ビジネスメール
一般的に、ビジネスメールの場合には、簡潔さが求められるため、時候の挨拶は不要といわれています。
社内文書
一般的に社内文書は取り引き先や顧客への文書ではないため、体裁を整える必要はなく、時候の挨拶は不要といわれています。社内文書は正確さや簡潔さを重視しましょう。
時候の挨拶の使い分け方法
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時候の挨拶には、漢語調と口語調の2種類あり、文書や手紙を送る相手やシーンで使い分けます。それぞれどのような文書に適しているか見ていきましょう。
ビジネスなどのフォーマルな場面
ビジネス文書や儀礼的な手紙には、漢語調の時候の挨拶がふさわしいです。漢語調は『新緑の候』『梅雨寒の候』など短く簡潔に季節を表し、格調高い雰囲気があります。
親しい人に宛てたカジュアルな場面
親しい人などへ送る、カジュアルな文書には、口語調の時候の挨拶が適しています。漢語調では少し堅苦しく、よそよそしい印象になってしまうため、やわらかく親しみのある口語調を使うとよいでしょう。
口語調は「木々の緑が色濃くなる時期となりました」「長雨が続きますがご壮健でお過ごしのことと存じます」など話し言葉に近い文章です。
文書の構成
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時候の挨拶を添える文書の基本的な構成を紹介します。
前文
前文には『拝啓』『謹啓』などの頭語の後に、時候の挨拶、続いて相手の健康や状況を気遣う文章、自分の近況をつづります。
主文
主文は文書や手紙の本題となる部分。「さて」「ところで」などの起こし言葉で書き始めるのが一般的です。
要件は、伝えたい項目を優先順位順に簡潔にまとめて記載します。句読点や段落分けで読みやすくしましょう。
末文
末文は結びの言葉といわれ、先方の健康を祈る文や今後の厚誼を願う文を記載し、『敬具』『謹白』などの結語で締めくくります。
結びの言葉は主文に、結語は頭語に合わせて用いましょう。特に結語は頭語と対で組み合わせに決まりがあるので、注意してください。
1月~12月の時候の挨拶の例文
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1月~12月の時候の挨拶の例文を漢語調、口語調に分けて紹介します。時候の挨拶は春夏秋冬の4つの季節をさらに6つに分けた二十四節気ごとに使い分けられているので、その時期の環境や気候に応じて選んでください。
1月
1月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
2月
2月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
3月
3月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
4月
4月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
5月
5月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
6月
6月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
7月
7月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
8月
8月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
9月
9月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
10月
10月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
11月
11月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
12月
12月の漢語調と口語調の例文は以下の通りです。
【漢語調】
【口語調】
時候の挨拶を取り入れて季節感のある文書を送ろう
時候の挨拶には、季節ごとによく使われる表現があります。自分の感じた言葉で表現するとさらに相手への気持ちも込もり、温かみのある文書になるのではないでしょうか。
相手や場面で使い分け、取引先や顧客との人間関係が円滑になるよう気持ちのこもった時候の挨拶を添えましょう。四季があり、季節の風情を楽しむ日本ならではの文化を大切にしていきたいですね。
[文・構成/grape編集部]