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『感心する』の意味や使い方とは? NGの場面と言い換え表現についても説明

By - COLLY  公開:  更新:

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心を動かされた時、相手の行動などを素晴らしいと感じた時などに『感心する』と伝えることがありますよね。

ただし、注意して使わないと、失礼になる場合も。本記事では『感心する』の意味や使い方、NGの場合やその際の言い換え表現について紹介しています。

『感心する』の意味

良い、すごい、素晴らしい の英語表現の画像

※写真はイメージ

『感心する』とは、名詞の『感心』に動作や行為などを行うことを表す動詞『する』がついた言葉です。意味は以下の通り。

  1. 相手の立派な行動や優れた能力、腕前に対して心を動かされる、深く感じる
  2. (真逆の意味で)相手の行動や能力にあきれかえる、驚く

どちらかといえば、相手のことを素晴らしいと感じ、肯定的な意味に取る人がほとんどではないでしょうか。しかし、逆の意味で相手にひどくあきれてしまう意味でも使うことがあるようです。

『感心する』と本人に伝える場合は、相手を傷つけないように十分注意しなくてはいけませんね。

文語(書き言葉)

『感心する』は、書き言葉などの文語で表す場合、対象となる人を「立派な性質だ」、「態度や行動の仕方が素晴らしい」などといった様子であると評価する意味を持つことがあります。

ニュアンスとしては、『ほめられるべきと強く思う』といったように考えるような雰囲気ですね。相手をほめてはいるのですが、どことなく上から目線に感じられます。

英語

英語で『感心する』と表す場合には、以下のような英語を使います。

  • admire
  • be impressed by
  • be impressed with

【例文】

  • Many people admired your attitude.
  • (多くの人があなたの態度に感心していた)

  • I’m impressed by your work.
  • (あなたの仕事ぶりには感心した)

『感心する』の使い方

いいね、好き、承認、親指(粘土)の画像

※写真はイメージ

『感心する』は、どのような使い方をするとよいでしょうか。ほめる意味で使うなら特に問題はなさそうです。ただ、嫌味をいうような使い方は注意が必要ですね。詳しい使い方をみてみましょう。

相手をほめる

『感心する』は、相手の行動、態度、様子、能力などについてほめる時に使います。相手を直接ほめる場合には、自分自身が判断して評価する意味合いも含まれるため、直接相手に伝えないほうがいい場合もありますね。

使い方によっては「なぜ、あの人にあのような決めつけ方をされなくてはいけないのか」と反発されることもあり、せっかくよかれと考えても、使う相手には十分に注意したほうがよさそうです。例文は以下の通り。

  • 朝礼で表彰された生徒に、校長先生が「感心しましたよ」と伝えた。
  • みんな、成績優秀なAさんのことを「努力家で感心する」といっている。
  • Aさんの部下の扱い方にはいつも感心している。

心を動かされる

『感心する』は、人の様子だけでなく、優れた能力や腕前、物事の状態を目の当たりにして、心を動かされた時に使えます。感動した気持ちを素直に表せますね。例文は以下の通りです。

  • 職人の丁寧な仕事ぶりに、見学した人はみな感心した様子だった。
  • 透明感のある素晴らしい歌声に感心した。
  • 優勝のスピーチを聴いて、リーダーの手腕に感心した。

嫌味で使う場合もある

『感心する』をネガティブな意味で使う場合があります。相手の様子や動きなどに驚かされる、唖然とするような程度のひどさにあきれてしまう様子に見えますね。相手に直接嫌味をいったり、陰口のような皮肉を発したりする時に使います。例文は以下の通りです。

  • あの人は常識がない。心臓に毛が生えているようで実に感心する。
  • 別れたばかりの元恋人を結婚式に呼ぶなんて、逆に新郎新婦に感心する。
  • 目上の人に楯突くとは、感心させられた。

『感心する』NGの場面

パソコン前でバツを出す若い人の画像

※写真はイメージ

『感心する』は、使い方に要注意する場面がありますね。嫌味にならないようにしたほうがよいのは確かです。ただ、それ以上に使わないほうがよい状況があります。どのような場面でしょうか。

目上の人には使わない

『感心する』の意味について、相手の性質や能力をほめることがあります。素晴らしいとほめること自体はとてもよいことです。しかし、相手を評価するということにつながりかねません。

立場が下の人が、目上の人、上司や顧客について『感心する』という言葉を使った場合、失礼になる可能性が高いでしょう。

立場が上の人が部下や後輩などをほめたり、同格の相手に称賛の気持ちを伝えたりするのは問題がないかもしれません。ただ、プライドが高い人の場合は、決めつけられることについて不満に感じる恐れもあります。

せっかく、相手をほめたたえるつもりで『感心する』と使っても、誤解されたら元も子もないですね。相手の性格や考え方を判断しながら、慎重に使ったほうがよいかもしれません。NG例は以下の通りです。

  • 先輩、部長に臆せず意見を伝えたこと、自分はすごく感心した。
  • 仕事と介護を両立しているなんて、感心だ。
  • 社長のように、部下一同から感心される人になりたい。

言い換え表現

目上の人をほめたり、心を動かされたりした時に『感心する』と使うのはいけませんね。では、言い換えできる言葉はあるのでしょうか。『感心する』の代わりに使える言い換え表現について考えてみましょう。

敬服する

『敬服する』とは、相手の人柄、行動、様子などについて、感心して相手を尊敬する気持ちを抱くことです。『服』という漢字には、心などに受け入れるといった意味もありますよ。

敬語ではありませんが、相手への敬意を示せるため、目上の人に使うのに失礼には当たりません。場合によっては、相手の素晴らしいことを目の当たりにし、服従する気持ちを表す場合もあります。例文は以下の通りです。

  • 上司の粘り強さには敬服する外ない。
  • ピンチでも諦めない社長の志に敬服している。

感服する

『感服する』も、『感心する』の言い換え表現として使用できます。『感服』の『感』は『感心する』という意味。『服』も心から受け入れる意を表しています。

心から深く感心するということから、相手をほめる場合に、強く尊敬すること、相手を尊重している様子を表せますね。例文は以下の通りです。

  • 先生のお言葉、誠に感服した。
  • 顧客に対する勇気のある言動を見て、感服した。

感銘を受ける

『感銘を受ける』という言葉は、しっかりと心に刻み込まれるほど深く感動していることを表す表現です。敬語ではありません。

しかし、よいと考えて、心の中に受け入れることを表すことから、相手のことについて、心を深く動かされていることを表せられます。好ましい印象を受け入れていることになりますね。例文は以下の通りです。

  • インタビューの記事を見て「感銘を受けました」と伝えた。
  • 偉人の言葉に感銘を受け、自分もそのような人間になりたいと考えている。

『感心する』を使う際は失礼にならないように注意

『感心する』という言葉自体はほめ言葉で、特に悪い意味はありません。ただ、嫌味や皮肉で使う、相手を評価する意味合いが含まれているということで、使い方には注意が必要です。

目上の立場の人に使うなら、言い換え表現をうまく使い、相手に失礼にならないように注意しなくてはいけない場面があるでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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