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『多肉植物』ってどんな植物?寄せ植え方法や育てやすい品種とコツを紹介

By - COLLY  公開:  更新:

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※写真はイメージ

バラのような華やかなタイプや、ぷっくりとかわいいタイプ、かっこいいタイプなどさまざまな形とカラーで人気の多肉植物。

初心者でも、育てやすい品種や育て方のポイントを押さえれば、花束のような多肉植物の寄せ植えを自分で作り育てることが可能です。ぜひこの記事を参考にして、多肉植物のある生活を始めてみてください。

多肉植物とは

多肉植物の画像

※写真はイメージ

多肉植物は、葉や茎、根に水分をためられるような性質を持つ植物です。南アフリカや南米などの乾燥している地域が主な原産地で、その極度に乾燥した環境で生育していくために、そのような性質を持つようになったと考えられています。

多肉植物の3つの生育タイプ

多肉植物の画像

※写真はイメージ

多肉植物は大きく分類すると春秋型、夏型、冬型の3つの生育タイプに分けられ、タイプによって育て方が変わります。

生育する時期に水や肥料を与え、それ以外の時期には生長を阻害してしまうことがあるため、水やりは控えるのが鉄則です。自分の育てている多肉植物がどのタイプであるか把握し、適切に育てましょう。

春秋型

春秋型の多肉植物は、春や秋のような10℃~25℃程度の温度の時期によく生育するのが特徴。夏は生育がゆっくり、冬は休眠します。

春、秋の生育期は、葉がしわしわになっていたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげ、夏や冬は水やりを控えましょう。

0℃以下の寒さや夏の暑さに耐えるものもありますが、雪や霜が降りるような気温や、夏の直射日光に当てると枯れてしまうことがあるため注意が必要です。

代表的な多肉植物の種類は、セダム、エケベリア、クラッスラ(春秋型)、ハオルチア、センペルビウムなどがあります。

夏型

夏型の多肉植物の生育適温は20℃~30℃で、夏に生育します。春、秋は生育がゆっくり、冬は休眠します。風通しがよく、直射日光が当たらない場所に置きましょう。

夏に生育する夏型ですが、湿度が高いと根腐れや病気の原因となるので、多肉植物の元気がないようなら夏でも水やりを控えます。夏は夜に霧吹きで葉を濡らす程度の水でよいでしょう。冬は水を断ちます。

代表的な多肉植物の種類は、クラッスラ(夏型)、アロエ、カランコエ、アガペ、サンセベリア、ユーフォールビアなどです。

冬型

冬型の多肉植物は、5℃~20℃が生育に最適な温度で、冬に生育します。春、秋は生育が緩やかになり、夏は休眠します。

低温を好みますが、霜が降りるほどの寒さには弱いので、冬の夜は室内で管理しましょう。水は凍傷にならないよう晴れた日の午前中に与えます。 代表的な多肉植物の種類は、アエオニウム、リトープス、アルギロデルマ、プレイオスピロスなどです。

初心者でも育てやすい多肉植物の品種

朝日を浴びる多肉植物の画像

※写真はイメージ

まずは、初心者でも育てやすい品種からチャレンジしてみましょう。日本の多くの地域では春秋型が育てやすいといわれています。春秋型の中からいくつか紹介していきますね。

セダム

セダムは、多肉植物の代表ともいわれています。ぷっくりとした小さな葉が密集しているのが特徴です。初夏に花を付けたり、秋には紅葉したりする品種も多いので季節感を楽しめます。

紅葉し、育てやすい『オーロラ』と、ネックレスのような形状で、寄せ植えのアクセントにもなる『グリーンネックレス』がおすすめです。

エケベリア

エケベリアはバラのように色鮮やかな葉が重なりあった華やかな多肉植物です。春から夏は鮮やかな緑色の葉で小さな花を咲かせ、秋には紅葉します。その美しい姿は存在感があり、寄せ植えには欠かせない品種です。

美しい白色のバラのような『ラウィ』や葉の先がほんのりピンク色に染まる『コロラータ』がおすすめです。

クラッスラ

クラッスラは、世界に500種類ほどあるといわれています。その中でも育てやすくかわいいのは、『金のなる木』と『星の王子』です。

『金のなる木』は肉厚で丸みのある葉がかわいく、秋から冬にかけて可憐な花を咲かせます。『星の王子』は、その名の通り上から見るといくつもの星が重なっているように見えて素敵です。

ハオルチア

ハオルチアは、ぷっくりとした葉の先端が透き通っており、光が当たるとキラキラとまるで宝石のように見える多肉植物です。『オブツーサ』と『レツーサ』などの品種が人気。

葉の硬い種類のハオルチアもあり、『十二の巻』はアロエのような見た目で、クールでおしゃれな雰囲気です。

多肉植物の寄せ植えを作る時に用意するもの

じょうろと多肉植物の画像

※写真はイメージ

多肉植物の寄せ植えを作る時には以下のものを用意しましょう。

多肉植物の苗

寄せ植えをする時には、同じ生育型の多肉植物を用意します。また、寄せ植えは密集させて植え込むため、想像よりも多めに準備しておきましょう。

多肉植物は、水はけがよく乾きやすい土を好むため、草花用の土ではなく、多肉植物用の土を準備するようにしてください。オリジナルで作りたい場合には、鹿沼土や軽石などを混ぜて水はけのよい土を作りましょう。

鉢は穴の開いていないタイプでも可能ですが、多肉植物は湿気や蒸れに弱いため、初心者は穴の開いたタイプがおすすめです。

鉢底石

鉢底石は、水はけをよくしたり、根腐れや根の詰まりを防いだりするためのものです。

鉢底ネット

鉢底ネットは、鉢の底の穴から土や鉢底石が漏れないようにする役割があります。

ピンセット・竹串

多肉植物の寄せ植えは、細かい作業になるため、ピンセットがあると便利です。竹串は多肉植物の根を隙間なく土の中に入れ込むのに使います。

おしゃれな多肉植物の寄せ植えを作るポイント

多肉植物寄せ植えの画像

※写真はイメージ

多肉植物の寄せ植えを作るポイントを紹介します。ちょっとしたコツをつかむだけで素敵な寄せ植えになりますよ。

多肉植物の選び方

好きな多肉植物ばかり選んでしまうと、似ているタイプの苗になりがちです。お互いを引き立て、メリハリのある寄せ植えを作るには、主役となる苗を1つ選び、その周りには色や形、大きさなど違うタイプの苗を選んでみましょう。

立体感を出す

立体感を出すために、後ろに背の高いもの、手前に背の低いものを配置して奥行きを出してみましょう。そのほかにも、鉢の中央に背の高い苗を集めたり、その苗を中心に背を低くしたりと、さまざまな方法があります。

鉢をアレンジする

鉢によっても、雰囲気が変わってくるので、オーソドックスな素焼きの鉢に自分でペイントをしたり、ブリキ素材やかわいいお菓子の空き缶を利用したりするのもおすすめです。

小物を用意する

多肉植物の苗の隙間にバークチップや色のきれいな石を入れてアクセントにしたり、置物やピックで箱庭のようなオリジナルな世界を作ったりすることができます。

多肉植物の寄せ植えの育て方

Howtoの画像

※写真はイメージ

完成した多肉植物の寄せ植えはどのようにどのように育てたら長持ちするでしょうか。

置く場所

多肉植物は直射日光の当たらない明るく、風通しのよい場所に置きます。直射日光は、葉焼けの原因となり、日照不足では間延びしてしまいます。

多肉植物は、土が湿っている状態が苦手なため、多肉植物を密集させて植えている寄せ植えは特に風通しのよい場所に置いてください。

水やり

水やりの方法は、生育期に葉がしわしわになっていたら水やりのサインです。鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげます。休眠している時期には、水やりを控え、あげても月に一回程度でよいでしょう。

おしゃれな多肉植物の寄せ植えを作って生活に潤いを

ぷっくりとかわいい姿の多肉植物は、紅葉したり花を咲かせたりするタイプなどさまざまな種類があり、それらを組み合わせると花束のようになったり、自分の自由な発想で寄せ植えを作ったりして楽しむことができます。

まずは、この記事で紹介したポイントに沿って素敵に見える苗の種類やレイアウトを試してみましょう。ぜひ、生活に潤いを与えてくれる多肉植物の寄せ植え作りに挑戦してみてください。


[文・構成/grape編集部]

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