【ビーツ】食べ方の基本と大量消費できるアレンジレシピ3選を紹介
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鮮やかな赤紫色が特徴の根菜類、ビーツ。『食べる輸血』ともいわれるほど栄養価が高く、独特の香りと食感が人気のスーパーフードです。
日本ではまだなじみのない野菜なので、どのように調理したらよいのか分からない人も多いでしょう。実はビーツは、さまざまな料理に使える万能な食材なのです。
本記事では、ビーツの基本的な食べ方と保存方法、アレンジレシピを紹介していきます。
ビーツの基本的な食べ方と保存方法
※写真はイメージ
ビーツは、砂糖の原料『甜菜(てんさい)』と同じ、ヒユ科の根菜です。別名『赤ビート』、和名で『火焔菜(かえんさい)』ともいわれています。食用されるのは、主に丸みをおびた球形の根部です。
栄養素は、β-カロテン、ビタミンC、カリウム、食物繊維など豊富。ビーツの特徴である鮮やかな色素は、ベタシアニンというポリフェノールの一種によるもので、強い抗酸化作用があります。
食べ方
ビーツは、独特の土っぽい味と甘みが特徴の野菜です。一般的には加熱して調理しますが、生食もできますよ。生の場合はシャキシャキした食感で、加熱すると甘くほくほくした味に。ビーツの主な食べ方は、以下の通りです。
サラダ
生でもゆででカットしてもOK。薄切りにしてサラダに入れると、食感とカラフルな色合いでビジュアルも楽しめます。ドレッシングはビーツの甘みを引き立てる柑橘系がおすすめ。
スープ
ビーツをゆでてミキサーにかけ、コンソメや塩などで味付けしてスープに。ビーツの甘みと風味が凝縮された、栄養満点のスープです。
ピクルス
薄切りにして酢漬けにし、ブルーベリーなどのベリー類を加えるとフルーティーな味わいになります。
煮物
角切りにして肉や野菜と一緒に煮込むと、彩り豊かな煮物に。ビーツの甘みが加わり、コクのある味わいが生まれます。
スムージー
生のままカットしてスムージーに入れると、栄養価の高いスムージーに。土くささが気になる場合は、リンゴやオレンジなどの果物と一緒にすると飲みやすくなりますよ。
ホイル焼き
ビーツを洗ってアルミホイルに包み、180~190℃のオーブンで40分ほど焼くと、ビーツの味わいを楽しめます。葉はさっと塩でゆでておき、サラダや炒め物、おひたしにするのがおすすめ。
ビーツは、上記のようにさまざまな食べ方が楽しめる野菜なのです。
下処理方法
ビーツは皮が硬いため、調理前に下処理が必要です。少々手間はかかりますが、しっかり下処理をすると調理しやすくなりますよ。
下処理の手順
ゆでる時に、レモン汁や酢を加えると鮮やかな色に仕上がります。色が鮮やかだと食欲がわき、食べるのも楽しくなりますよね。
なおビーツは調理していると、手が赤く染まる場合があります。気になる人は、使い捨て手袋を着用して調理しましょう。またビーツは生食可能ですが、胃腸を刺激し腹痛を引き起こす場合もあるので注意が必要です。
保存方法
ビーツは冷蔵庫と冷凍、いずれの方法でも保存が可能です。新聞紙やラップなどに包んでビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
葉は時間が経つと水分が抜けてしまうので、切り落として別々に保存するのがおすすめです。水分が早く抜けてしまわないように、軽く湿らせたキッチンペーパーや新聞紙などに包み、ビニールに入れます。
冷凍保存の場合は、生でなく下処理をする必要があります。あらかじめビーツをゆでるか蒸して、食べやすい大きさにカットし、ラップに包んでから冷凍保存しましょう。
ビーツのアレンジレシピ
※写真はイメージ
本章では、ビーツのアレンジレシピを紹介します。生や缶のビーツを手に入れたら、ぜひ作ってみてくださいね。いつもの食卓が華やかになりますよ。
彩りを楽しむ『ビーツ&ニンジンのフレンチサラダ』
『アサヒビール』のウェブサイトで紹介されているのは、ビーツの紫とニンジンのオレンジが食欲をそそる、彩りがきれいなサラダです。ドレッシングに漬けて、ビーツの香りを消すのがポイントですよ。
ビーツの深紅色がきれいな『ボルシチ風スープ』
ボルシチはウクライナ発祥の料理で、野菜を細かく刻んで煮込むあっさりした味わいのスープ。『ケンコーマヨネーズ』のウェブサイトで紹介されているレシピでは、缶の液も使って作ります。
コロコロかわいい!『ビーツとポテトのサラダ』
『キユーピー』のウェブサイトで紹介されているレシピは、見た目もかわいい、コロコロしたサラダです。それぞれ味わいの異なる根菜の組み合わせで、食感だけでなくビジュアルも楽しめますよ。
ビーツは色と食感を楽しみながらおいしくいただこう
本記事ではビーツの基本的な食べ方と、レシピを紹介しました。土の香りと甘さがあり、生ではシャキシャキした食感、加熱するとほくほくした甘みになるビーツ。生で食べると腹痛を引き起こす場合もあるので、注意しましょう。
スーパーでビーツを見かけたら、ぜひ手にとって鮮やかな色の料理を楽しんでくださいね。
[文・構成/grape編集部]