年齢別で理解が異なる知恵熱とは?正しい意味について詳しく解説
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- 出典
- 文化庁
みなさんは、『知恵熱』の正しい意味を理解していますか。仕事や勉強で日々考えごとをしていたり、集中していたりする時に起こる頭痛や発熱をイメージしている人もいるのではないでしょうか。実は、知恵熱の意味は1つではありません。
知恵熱を正しく使えているのか、本来はどのような意味なのかを詳しく解説していきます。間違って使っているかもしれない知恵熱の意味を正しく理解するため、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
知恵熱とは何か?
※写真はイメージ
知恵熱はどのような意味を持つ言葉なのか、詳しく解説します。
知恵熱が持つ2つの意味
世間一般的に知恵熱の言葉から連想されるイメージは、集中して仕事や勉強などを行った後に、突然起こる発熱ではないでしょうか。本来の知恵熱は、違った意味合いを持っているのです。
知恵熱は医学的に使われている用語ではないとされています。知恵熱が持つ2つの意味と、なぜ知恵熱と呼ばれるのかを見ていきましょう。
乳児期に起こる原因が分からない熱
1つ目の知恵熱の意味は、乳児期の子供に起きやすいとされる、発生原因が明確になっていない熱です。生後半年ほど過ぎた乳児は、笑ったり声をあげたりとさまざまな表情を見せ始める頃合いとされている時期。
乳児期の発熱は、現代ほど医療が発達していなかった時代に原因を明確にできていなかったようです。
知恵が身に付き始める時期の原因がはっきりしない発熱のため、知恵熱と呼ばれ始めたのだそう。名称のない発熱の総称として、日常的に子供を育てている中で生まれた言葉なのだと理解しておきましょう。
熟考したり思案したりした後に起きる熱
頭を使う労働をしたり考えごとをめぐらせたりする時に起こる発熱も、知恵熱と呼ばれています。仕事や勉強で集中して頭脳を使うのを知恵と関連付け、作業後の突発的な発熱などの症状を知恵熱と呼んでいますね。
大人が行う労働以外の受験勉強などでも起こりえることから、大人に限定された事象ではないと考えられています。
こちらの意味は俗称での使い方とされていて、知恵熱の本来の意味は『乳児に起こる原因がはっきりしない熱』を指すのだと理解しておきましょう。
年代で変わる『知恵熱』のとらえ方
※写真はイメージ
前述した知恵熱の2つの意味は、実は年齢によってどちらの意味で理解しているかが違うようです。
文化庁のウェブサイトで公開されている『国語に関する世論調査』の2016年度の結果を見てみましょう。『知恵熱はどちらの意味だと思うか』の設問に対して、以下の結果となっています。
調査結果によると、年齢が高い人は知恵熱本来の意味でとらえているようです。若年層は、頭を回転させた後などに起こる熱と理解している割合が高い結果となっていますね。
医療の発達とともに発熱の原因が明らかにされるようになり、知恵熱を本来の意味で言葉を使う機会が減ったのが理由として考えられるようです。
知恵熱の本来の意味を理解しよう
本記事では、知恵熱の意味について詳しく解説しました。本来知恵熱は、赤ちゃんに起こりやすい、原因が突き止められない熱を指した言葉です。時代の経過とともに、本来の意味合いで使われる機会は減少傾向にあります。
年齢が低い人ほど、『仕事や勉強で頭を使った後に起きやすい発熱を意味する言葉』ととらえて使っているようです。本記事を参考に、知恵熱にはどのような意味があるのかあらためて理解し、正しく活用していきましょう。
[文・構成/grape編集部]