自分を超えながら生きていく『感動という喝』がくれる夢に向うための力
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
「努力に勝る天才なし」をもう一度
2024年、フィギュアスケート全日本選手権に織田信成さんが11年ぶりに現役復帰をし、競技に参加しました。
ショートプログラムの曲は「マツケンサンバII」、この選曲だけで競技を超えてhappyを届けたいという織田さんの想いが伝わってきます。
観客の手拍子もhappyにあふれていて、難易度の高いジャンプをいくつも決めながら満面の笑顔で滑る織田さんからはあたたかいエネルギーが発散されていました。
スタンディング・オベーションに大きく手を振って応える姿から「やったー!」という達成感が伝わってきます。感動しました。本当に素晴らしかった。
11年間競技生活から離れて、復帰するにはどれだけの精神力と鍛練があったでしょうか。
そして、なんと創造的な人生か。演技だけではない、この織田さんの人生の物語に感動します。
努力に勝る天才なし。
この言葉は、ずっと私の心の中にありました。
中学生の時、担任の先生が成績表に書いてくれたこの言葉に、作詞家修行をしていた私は支えられました。
いま、私は努力しているだろうか。「してないよね」壁打ちしたボールが速攻で返ってくるように、心の中のもう一人の自分が答える。
そう、していません。していないのです。
また先日、スピリチュアル・カウンセラー、江原啓之先生のサントリーホールでのシンフォニック・コンサートを聴きに行きました。
江原先生は今やバリトン歌手、25年間研鑽を積まれ、武蔵野音楽大学特修科を修了し、数多くのオペラに出演されています。
まさに、努力に勝る天才なし。
いのちを賭けてと言ってもいいほど、その努力が結実したスケールの大きな独唱に泣けました。
努力してる?「してないよね」8年ほど前から声楽を習っている私は、自分が恥ずかしくてたまりません。
仕事についても、声楽についても、努力する場はいくつもあるにもかかわらず。
人が何に感動するかと言えば、人の生き生きとした生命力の表現に心が震えるのです。
自分を超えながら生きていくその姿に感動する。
織田さんも江原先生も、私にそのことを思い出させてくれました。
そして、感動という喝を入れてくれました。
時には自分に足りないものに直面することも必要なのですね。
自分を超えていけるのは、自分しかいない。
努力に勝る天才なし。
この言葉と50年間一緒にいましたが、まだまだこれからも。
まずは、毎日発声練習、コツコツ、着実に。
いつかオペラ・アリアを歌いたいという夢に向かって声を出していきます。
いのちを紡ぐ言葉たち かけがえのないこの世界で
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※記事中の写真はすべてイメージ
作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」