殺処分されるかもしれない猫を救う! ステキな発想から生まれた「猫庭」が完成しました
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- 出典
- てしま旅館
殺処分の対象になるかもしれない野良猫を一匹でも多く救いたい
山口県で旅館を営む一人の男性のこんな想いから始まったのが「猫庭プロジェクト」です。
保健所などに保護されたあと、引き取り手がなければ殺処分されるかもしれない野良猫たち。旅館の庭に作った快適な空間に、そんな野良猫たちを保護して住まわせるというアイディアです。
提供:てしま旅館
クラウドファンディングによる資金調達を行った結果、多くの賛同者を得ることができ、ついに猫庭が完成しました。
猫好きのオーナーの発案
山口県の南西部にある「てしま旅館」のオーナー 手島さんは大の猫好き。個人的に野良猫を保護し、自宅で飼っていたことがきっかけでこのプロジェクトが始まったそうです。
提供:てしま旅館
自宅では「これ以上、野良猫を保護し続けることができない」と感じた手島さんは、自分が経営する旅館の庭を改装し、猫たちが心地よく過ごせる場所を作ることを思いつきます。
このアイデアさえ生まれてしまえば、「実現する上で苦労したことはほとんどなかった」と語るように、手島さんは猫庭の完成に向けて動き出します。
猫が日差しを避けるための建物はコンテナを再利用。可能な範囲で、自分たちも工事に加わり、限られた資金を有効に使ったそうです。
提供:てしま旅館
提供:てしま旅館
稼働後もどんどん増築予定
2016年6月4日には、猫庭が実際にスタート。既に10匹の猫ちゃんを受け入れました。
提供:てしま旅館
人見知りのパソくんは、まだ生後3ヶ月の仔猫。
提供:てしま旅館
猫庭を気ままに動き回る猫たちは、てしま旅館にデイサービスで訪れるお年寄りたちの癒しにもなっています。手島オーナーは「お年寄りの表情が前より柔らかいように見える」と語ります。
「殺処分をされる猫を少しずつ減らしていき、最終的には殺処分を0(ゼロ)にしたい。そのためにも『こういった方法もあるよ』ということを多くの人に知ってもらえれば。そして、継続していきたい」
提供:てしま旅館
人間も猫もハッピーになれるアイディアが、もっと多く生まれてきたら殺処分される動物も減って行くはず。猫庭プロジェクトが継続し、多くの猫が幸せに過ごせるといいですね!
てしま旅館