貼り出された『注意書き』に反響 内容に「いいアイディア」「目に入ってほしい」
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行政が『ヒモ付きの水筒』に注意喚起 内容に「ゾクっとした」「考えもしなかった」ストラップ付きの水筒は、重たい水筒でも肩に掛けることで負担が少なくなる優れもの。遠足や長時間の外出にも適しているでしょう。 しかし、ストラップ付きの水筒が原因の事故が起きていることから、行政が注意をうながしています。

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- 出典
- @hayakawa_ko
現金が必要な時や、急いで振り込みを済ませたい時など、ATMは手軽で便利な存在ですよね。
わざわざ窓口に並ばずに済むため、忙しい人にとっては助かるでしょう。
ATMに貼られた『注意書き』が?
2025年5月13日、文化人類学者の早川公(@hayakawa_ko)さんがXを更新しました。
文化人類学の視点から、さまざまな社会課題について考えているという、早川さん。
ある日、郵便局でATMを利用しようとしたところ、貼られていた『注意書き』が目に入ったといいます。
「唸らされた」とのひと言を添えて、その時に撮影した写真を公開したところ、4万件以上の『いいね』が寄せられました。
早川さんが目にした、注意書きの内容とは…。
ATMに貼られていたのは、『医療費還付手続きには対応しておりません』という注意書き。
その後には『インターフォンでおたずねください』と続き、スタッフに連絡を取るように、うながされていました。
実は、この注意書きが貼られた理由は、重要な背景があるようです。
『注意書き』のアイディアに反響
特殊詐欺の1つに、『還付金詐欺』という手口があります。
警察庁によると、医療費などの還付手続きを装い、被害者にATMを操作させ、振り込みをさせる詐欺の一種だそうです。
※写真はイメージ
「還付金があります」「ATMで手続きできます」といった連絡を受けた場合、詐欺の可能性が高いため、十分な注意が必要とのこと。
さまざまな自治体が注意を呼びかけていますが、依然として被害が続いているといいます。
早川さんが見かけた注意書きは、まさにこの還付金詐欺の防止を目的としたものでしょう。
仮に詐欺に遭い、ATMを操作しようとしても、インターフォンで連絡を取れば、スタッフがすぐに詐欺に気付くことができます。事前に被害を防ぐことができる、賢い仕組みですね。
投稿には、このような声が上がっています。
・「詐欺ですよ」「騙されていますよ」と書かれているよりも、読んでもらえそう。
・いいアイディア。全国のATMで、こういった内容の貼り紙をしてもいいかも。
・最後に、この注意書きが目に入ることを祈るしかない…。
誰でも使えるATMは便利な存在ですが、周囲の目が届きにくく、詐欺の標的になってしまうことも。
詐欺の手口がどんどん巧妙になる今、ただ「注意しましょう」と呼びかけるだけでは、防ぎきれない場面があるかもしれません。
一人ひとりが気を付けるのはもちろん、「あれ?」と気付けるような仕組みで、いざという時に誰かを守れる環境を、社会全体で作っていきたいですね。
[文・構成/grape編集部]