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龍涎香の見分け方を分かりやすく解説!日本でも見つかるところはあるの?

By - grape編集部  公開:  更新:

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龍涎香の見分け方を分かりやすく解説!日本でも見つかるところはあるの?

※写真はイメージ

「龍涎香(りゅうぜんこう)の見分け方を知って、いつか自分で発見してみたい」

「そもそも日本にあるのかが分からない」

龍涎香は、マッコウクジラの中で生成される結石を基にできる天然の香料だといわれており、希少性の高さから高額で取引されることもあります。

そのため、龍涎香の存在を知っている人のなかには、こうした疑問を抱く人もいるかもしれません。

龍涎香は一見すると石や岩に見えますが、分かりやすい見分け方も存在します。探したい時は、特徴を知ったうえで、観察してみるとよいでしょう。

本記事では、龍涎香の見分け方や見つけた時の対処法などについてご紹介します。龍涎香の特徴について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

龍涎香(りゅうぜんこう)の見分け方と特徴

龍涎香(りゅうぜんこう)の見分け方と特徴

※写真はイメージ

龍涎香は主に海岸で発見されることが多いといわれますが、見つけることが難しいともされている結石の一種です。

希少性が高いといわれているため、見つけられたら周囲の人に自慢できるかもしれません。

まずは、龍涎香の見分け方と特徴を分かりやすく解説していくので、参考にしてください。

見た目

龍涎香の見た目は、石や岩に似ている傾向にあります。そのため、一般の人が見た目だけで判断するのは難しいでしょう。

また、龍涎香は色も豊富で、灰色のほかに黒色や褐色、黄色、白などがあるようです。

色によって龍涎香の質が分かれているとされており、灰色が特に質がよいといわれています。

なお、質や色が変わる理由として、『アンブレイン』という成分の酸化が関係しているのだとか。アンブレインは、龍涎香に多く含まれていると考えられている成分です。

龍涎香がどうやってできるのかは改めて解説しますが、アンブレインが酸化することで香りの元となる化合物が作られるとされています。また、化合物の生成によって、色合いが変化することもあるようです。

重さ

龍涎香は、石や岩に似ている一方で、見た目に反して軽いといわれています。同じ大きさの石を持った時よりも、手に取った感覚は軽く感じるでしょう。

さらに、水よりも比重が軽く、水や海に浮くともされています。

そのため、重そうな石や岩の見た目とは反対に、水に浮いているような物体は龍涎香である可能性もゼロではないかもしれません。

なお、もし海でそういった物質を見つけても、あまり沖に出すぎないようにしましょう。大丈夫だと思っていても、流されたり溺れたりするリスクがあります。

探す時は、自身の安全を確保できる場所にしたほうがよいでしょう。

熱した時の反応

熱した時の反応も特徴の1つです。龍涎香は石ではないため、熱すると溶ける性質を持つとされています。

熱した針でつついた際に、当たった部分が柔らかくなれば、龍涎香かもしれません。

また、ライターが手元にあれば、見つけた石をあぶってみる方法もあります。龍涎香であれば、熱した時に特有の香りを感じられることもあるようです。

ただし、火を使う際は火傷や火事に十分注意し、自分や周囲の安全に配慮するようにしましょう。

龍涎香はどうやってできる?

龍涎香はどうやってできる?

※写真はイメージ

龍涎香はマッコウクジラの腸内で作られた結石だとされています。

比重が軽いといわれているため、マッコウクジラの体内でできた結石が体外へ排出され、海上に浮かんだものが見つかったケースも少なくないでしょう。

また、龍涎香特有の香りが作られるには、海を漂う工程が重要だと考えられています。海を漂流している間に日光や空気にさらされることで、酸化が進むとされているためです。

酸化が進むと香りの化合物が作られやすくなり、より高品質な龍涎香になるといわれています。

なお、龍涎香の名前の意味は『龍の涎(よだれ)が固まったもの』です。香りのよさやほかの自然物とは異なる見た目から、龍涎香と中国で呼ばれるようになったと考えられています。

龍涎香は日本で見つかる?

龍涎香は日本で見つかる?

※写真はイメージ

龍涎香は見つけることが難しいとされていますが、日本で見つかった例が全くないわけではありません。

2024年に沖縄県で見つかった268gの龍涎香は、小売価格442万円で鑑定され、国内最高額となりました。もし日本で見つけたいのであれば、沖縄県のように龍涎香が確認されたことのある場所を探してみるのもよいでしょう。

ただし、龍涎香は希少性が高く、簡単には見つからないのだとか。希少性が高い理由として、捕鯨が制限されていることが考えられています。

商業捕鯨が制限なく行われていた時は、マッコウクジラの解体時に発見されるケースがあったそうです。

しかし、制限されている今は、漂流している龍涎香を見つけるといった偶然だよりのものになっているといわれています。

龍涎香を見つけたらどうすればよい?

龍涎香を見つけたらどうすればよい?

※写真はイメージ

龍涎香と思われるものを見つけたら、まずは落ち着いてしっかり観察しましょう。本物のように見えても、そっくりな見た目の違う鉱物や油の塊の可能性もあるためです。

先ほどご紹介したように、水に浮かぶかや熱した細い針でつつく方法などを試して、浮かんだり変化があったりすれば、本物の龍涎香かもしれません。

試した結果、龍涎香の可能性があれば、鑑定の依頼も検討しましょう。鑑定は郵送で受け付けているところもあるので、見つけた龍涎香を丁寧に扱い、送ります。

本物であれば、売るのか記念品として保管するのかを、あらかじめ決めておくとよいでしょう。鑑定機関によっては、鑑定書を発行してくれる場合もあります。

なお、龍涎香は希少性は高いものの、必ずしも高額取引につながるとは限りません。拾ったものの品質やその時の需要などによって価格は変動するといわれています。

龍涎香の見分け方をおさえて探してみよう

龍涎香はなかなか見つからないとされる希少な香料で、熱で溶けたり見た目よりも軽かったりといった点が特徴です。

マッコウクジラの腸内で結石になり、体外へ排出後に日光を浴びて酸化の過程で香りの化合物が作られるといわれています。

日本で見つかった実例もあるので、もし海岸などで龍涎香のようなものを見つけた時は、ぜひ参考にしてください。


[文・構成/grape編集部]

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