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【高校野球】部員9人で出場も1人倒れて没収試合に 敗戦後の主将のコメントが泣ける

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージです

甲子園行きの切符をかけて全国各地で高校球児たちが熱戦を繰り広げている、全国高校野球選手権の地区予選。

どうしても強豪校やプロ注目選手にスポットライトが当たりがちですが、惜しくも夢破れたチームもこの夏にかけた想いは本物です。

地区予選に念願の出場を果たした部員9名の千葉・行徳高校のエピソードを紹介します。

助っ人加入で念願の単独出場

行徳は新チーム発足後に部員不足となり、2015年の秋季大会、2016年の春季大会までは浦安南と連合チームを組んで予選に出場していました。

今大会は他部の助っ人を得て、野球をプレイするのに必要な部員9名をなんとか揃え、念願の単独出場を果たします。

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※写真はイメージです

その行徳は2016年7月14日に行われた全国高校野球選手権千葉大会第4日の2回戦からの登場でした。

初回から5失点の苦しい展開に…

試合は相手チーム翔凜の強打に押し込まれる展開に。

初回に5点、2回には4点を失い、さらに翔凜の攻撃中

すると、守備についていた行徳の選手が熱中症で倒れ、病院に緊急搬送されるというアクシデントが発生します。

行徳はベンチ入り選手が9人しかいないため、1人が出場できなくなったことで代えの選手がいなくなり、試合の続行は不可能に。大会規則により没収試合となり、0-9で翔凜の勝利となりました。

銚子地方気象台によると、試合時間の同市周辺の気温は約30度だったとのことです。

敗戦後の主将のコメントが泣けると話題に

念願の初出場も結果は2回終了を待たずに没収試合。あまりに早かった夏の終わりに、行徳ナインも「相当悔しい想いをしているのでは?」と予測できますが、キャプテンの芳賀大雅選手は敗戦後にこんなコメントを残しています。

「(搬送された選手は)昨秋から入部してくれた助っ人。彼が来てくれたから単独で出られた。ここまで支えてくれた方々にも感謝でしかない」

千葉日報オンライン ーより引用

「せめて五回まではやりたかったので残念だが、最後まで一緒に戦ってくれた仲間には感謝している」

読売新聞 ーより引用

熱中症で運ばれた選手は昨年秋から入部してくれた新入部員だったようです。そのため、夏の試合には慣れておらず、守備についている時間が長かったことが熱中症の原因になったようです。

それにしても敗戦直後でも搬送された部員を責めるのではなく、「彼が来てくれたから単独で出られた」と、感謝の気持ちを伝える主将のコメント。

この言葉が多くの野球ファンの胸を打ち、称賛のコメントが多く寄せられています。

  • よく言った!若いのに偉い!!
  • こういう場面で感謝の気持ちがきちんと伝えられるのは偉い
  • 読んでいて涙があふれました
  • 最近の若いのも捨てたもんじゃない
  • この主将は人間的にも素晴らしい

きっと単独出場にたどり着くまでにも芳賀主将は大変な苦労をされたのでしょう。気配りのできる素晴らしいキャプテンだからこそ、助っ人も集まり、今大会に単独で出場することができたのではないでしょうか。

きっと、この経験は、行徳野球部の皆さんとって大きな人生経験になったはず。

本当にお疲れ様でした!

沖縄尚学・比嘉公也監督の画像

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出典
千葉新聞読売新聞

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