70年続いた上野こども遊園地、「やむを得ず」閉鎖 理由に悲しみの声集まる
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上野動物園の隣にある、レトロな遊園地をご存知ですか?1946年に営業開始した『上野こども遊園地』は、70年間変わらぬ姿で上野公園に存在していました。
こじんまりとしていますが、敷地内には子どもが大好きなアトラクションが置かれています。また、遊園地の周囲にお土産屋や、クレープ屋が立ち並んでいるのも魅力です。
世代を超えて愛されてきた、こども遊園地。建物が古くなってきても、上野公園の歴史を感じられる光景として親しまれていたのです。
しかし、そんなこども遊園地に突然終わりが訪れてしまいました。
『上野こども遊園地』閉鎖の理由に、悲しむ人多数…
2016年9月1日、ネットへの投稿をきっかけに、こども遊園地を知る人の間でざわめきが起こります。遊園地の入り口に、こんな看板が現れたからです。
この度、地主である東京都から『動物園の魅力を高めることを目的とした、正門前広場の整備工事』の支障になると許可を取り消されましたので、やむを得ず8月31日(水)をもちまして廃棄いたしました。
看板に書かれていたのは、閉鎖の告知。文面からは、今までの来客への感謝と、閉鎖に対するやりきれない思いが伝わってきます。
「やむを得ず」の理由とは…
正門前広場の整備工事というのは、2009年に立案された『上野恩賜公園再生基本計画』のこと。上野公園の魅力をより向上すべく、現在整備が進められているのです。
『上野恩賜公園再生基本計画』ウェブサイトによると、上野公園の将来像は以下の通り。
2019年を目途に、上野を東京の顔となる文化・観光の拠点として、より魅力ある公園に再生させる目標があるそうです。
おそらく、来たる2020年の東京オリンピックも関係しているのでしょう。海外から訪れる人たちに東京をアピールすべく、近代的な外観を目指しているのかもしれません。
ネットでは、遊園地の閉鎖を惜しむ声が多数上がっていました。
なくなってしまったのは残念ですが、たくさんの人の心の中に思い出は残り続けるはずです。70年間、本当にありがとうございました。