自閉症の息子のため生産終了コップを探す父 Twitterで2万人が動いた
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2016年11月、イギリス・デヴォンに住むマークさんは自閉症の息子、ベン君のことで、頭を悩ませていました。
14歳のベン君には愛用のコップがあります。青緑色の幼児用コップ、ベン君は幼い頃からこのコップがお気に入り。
出典:@GrumpyCarer
困ったことにベン君はこのコップからしか飲み物を飲んでくれません。
マークさんは何度も別のコップを試してみたのですが、ベン君が飲んでくれることはありませんでした。それどころか脱水症状になりかけたときでさえ、他の方法で水分をとることはなかったそうです。
壊れかけたコップ、迫る危機
ある日、ベン君のコップが壊れかけてきたことに気付いたマークさん。他の方法で水分を摂取できないベン君にとって、コップが壊れてしまうことは、命の危険を意味します。
マークさんはすぐに新しいコップを探したのですが、なんとコップは10年前に生産を終了。お店を何件もまわったのですが、見つけることができませんでした。
長年にわたって息子を支えてきたたった一つのコップが、もう手に入らないかもしれない。そのプレッシャーの中で、マークさんはTwitterに助けを求めることにします。
「これはベン愛用のコップです。誰か譲ってくれませんか」
イギリス中から届いた善意
すると、そのツイートは2万人以上に広がり、イギリス中からお古のコップが集まりました!
見知らぬ人々が自宅の棚や押し入れを探し、同じコップを見つけてはマークさんへ送り届けてくれたのです。
「これでしばらくの間ベンのコップは心配ない。」
マークさんが胸をなでおろしていると、続いて思わぬところから連絡が入ります。それは10年前、コップを販売していた会社からでした。
製造会社が起こした奇跡
マークさんのTwitterにより、自社のコップを10年以上使い続けてくれている少年がいることを知った『Tommee Tippee』社。なんとか協力出来ないかと製造工場に問い合わせます。すると、奇跡的にコップの材料が残っていたことがわかりました。
そこでベン君が大人になっても使い続けられるように500個のコップを新しく制作し、ベン君にプレゼントすることをマークさんに連絡してくれたのでした。
生産終了から10年が経ってもなお材料が残っていたこと、そしてそれが必要としている子供のもとへ届いたのです。
ベン君は今、もらったお古のコップで飲み物を飲むことに挑戦しています。
形は同じでも今までのコップとはどうしても違う部分があり、嫌がることもあるそうですが「きっといつか飲んでくれる」とマークさんは前向きに考えているそうです。
沢山の人達、そして企業の優しい協力により、助かったベン君の未来。本当に良かったです!