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7歳の少年「名前が違うよ」 映画スターがサインを間違えた理由がステキ!

By - grape編集部  公開:  更新:

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子どもの期待に応える本物のスター

7歳の少年だったヘインズさんは「ジェームズ・ボンドのサインが欲しかったこと」を知ると、ムーアさんはニコッと笑います。

そして、ヘインズさんを呼び、耳元でこうささやいたのです。

「私はね、ロジャー・ムーアという名前でサインをしなければならないんだ」

「なぜなら『ジェームズ・ボンド』とサインしてしまうと、ブロフェルドに居場所がバレてしまうかもしれない」

※ブロフェルドとは、『007』に登場するジェームズ・ボンドの宿敵

Live Radio ーより引用(和訳)

さらには「ここでジェームズ・ボンドに会ったことは秘密だよ」と、ヘインズ少年に伝えたというのです。

一緒に任務に就いたかのように感じたヘインズさんは大喜び。忘れられない思い出になったといいます。

が!!!

ムーアさんの神対応はこれだけでは終わりませんでした。

時は流れて、23年後。脚本家となったヘインズさんは、仕事でムーアさんに再会する機会を得ます。

撮影の合間に、当時の思い出を伝えたヘインズさん。しかし、ムーアさんは「記憶にはないな」と、残念ながら覚えていない様子です。

もちろん、ムーアさんはイギリスのみならず、世界中にファンを持つ映画スターです。ヘインズさんのような経験をした少年がほかにもいたのかもしれません。

それでも「ステキな体験だった」と語るヘインズさん。撮影も無事に終了し、自分の車に向かって歩いていた時のことです。

ムーアさんが私(ヘインズさん)の横に並び、左右を見ながらヒソヒソと話しかけてきたんだ。

「もちろん、ニースで君と出会ったことは覚えているよ。だが、あの時に何もいわなかったのは、カメラマンの誰かがブロフェルドの手下かもしれないからさ」

Live Radio ーより引用(和訳)

ファンの期待を裏切らない!!!

この素晴らしい神対応が明かされると、多くの称賛の声が寄せられます。

  • 本物のスターって感じがします。ご冥福をお祈りします。
  • 素晴らしい人だったんですね。作品も大好きでした。
  • こういうユーモアに富んだ対応って大好き。きっと多くの人から愛された方だったんでしょう。

ちなみに、ヘインズさんはTwitterで、ムーアさんからサインをしてもらった航空券を現在も大事に持っていることを明かしました。

作品の中だけでなく、プライベートでもスターとしての役割を果たし続けてきたムーアさん。

これからもロジャー・ムーアとして、そしてジェームズ・ボンドとして多くの人たちの心の中で生き続けるに違いありません。


[文・構成/grape編集部]

出典
Live Radio@marchaynes

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