難病の少年を抱きしめたエド・シーラン その優しさに家族も感動
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世界中で人気のイギリス人シンガーソングライター、エド・シーラン。グラミー賞も受賞したスーパースターのエドは、ファンをとても大切にする温かい人柄でもよく知られています。
そんなエドの大ファンである6歳の男の子、オリーくんは2015年2月に難病のバッテン病と診断されました。バッテン病は進行性の神経変性疾患の一種で、失明や精神機能、また運動機能に障害をもたらす病気です。
元気だったオリーくんは次第にてんかんの発作を起こすようになり、記憶障害や視力の低下が始まりました。
残念ながら、オリーくんの病気は有効な治療方法がなく、医師によると彼に残された時間はあまり長くはないということです。
2017年1月31日、オリーくんの母親はFacebookに1本のビデオを投稿しました。そこにはエド・シーランの曲『Thinking Out Loud』を聴きながら楽しそうに歌うオリーくんの姿が。そして動画にはこんなメッセージが添えられています。
そしてこの投稿から約3か月後、ついにオリーくんの願いは叶いました。彼はエド・シーランのコンサートのバックステージに招待され、本人と会うことができたのです。
エドが目の前に現れた時、オリーくんの目は輝き、顔いっぱいに笑顔があふれたのだそう。そしてエドはオリーくんを優しく抱きしめ、彼の家族といろいろな話をして過ごしたということです。
ついに大好きなヒーローに会うことができたオリーくんはどんなにうれしかったことでしょう。たとえ言葉で伝えることができなくても、その喜びはきっとエドに伝わっているはずです。
[文・構成/grape編集部]