「大ブーイングは当然?」世界陸上100mでボルトに勝ったガトリン、その過去は?
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ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。
「嬉しい報告があります!」長友佑都が妻・愛梨の妊娠を発表2017年9月2日、長友佑都さんがブログを更新。妻・愛梨さんが第一子を妊娠したことを発表しました。
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2017年8月4日に、イギリス・ロンドンで開幕した陸上の世界選手権。
8月5日に行われた男子100m決勝は、ジャマイカのウサイン・ボルト選手のラストランということもあり、大きな注目を集めました。
結果は、アメリカのジャスティン・ガトリン選手が9秒92を記録し、勝利!ボルト選手は3位に終わりました。
世界選手権の同種目では、自身12年ぶりとなるガトリン選手の金メダル。しかし、観客からは信じられないほど大きなブーイングが浴びせられます。
実は、レース前の選手紹介の際にも「ブー、ブー」と、観客からガトリン選手を批判するような意思表示がされていました。
ガトリン選手は、なぜ観客からブーイングされなければならないのでしょうか。
処分を全うしても観客は許さない?
過去に2度、ドーピング違反で処分された経験のあるガトリン選手。本人は持病であるADHD(注意欠陥障害)の治療薬が原因だと主張しました。
1度目の処分は2001年。処分を終え、競技に復帰するも、2006年に2度目のドーピング違反を犯します。
この時、USADA(アメリカ反ドーピング機関)はドーピングに関する処分に協力することを条件に、ガトリン選手に最長8年の出場停止処分を下します。
後に4年に短縮された出場停止期間を終え、2010年から競技に復帰していました。
しかし、感情的な意味でガトリン選手を許しているかどうかは、また別問題…人によって意見が分かれるようです。
100mのラストランを終えたボルト選手は、ガトリン選手に対し、次のようなコメントを残しています。
同じ競技者として、ガトリン選手をリスペクトし、受け入れているように聞こえます。
一方、2008年に行われた北京オリンピックの男子400mリレーで銀メダルを獲得した元陸上選手の朝原宣治さんは、次のように投稿。
明言は避けていますが、ニュアンスとしてはドーピング違反で処分されたガトリン選手を許し切れていないように感じます。
ネット上にも、「ガトリン選手に対するブーイング」について賛否の意見が多数上がっています。
ガトリン選手は許されるべき派
ガトリン選手は許されない派
「感情的には理解できる」としながらも、「ブーイングを称賛も、批判もできない」と中立的な立場をとる人も多くいました。
コメントにもあったように、ガトリン選手に対するブーイングを「当然だ」とするならば、「一度失敗した人は二度と認められない」という考えかたを肯定してしまう可能性もあります。
ゴール直後に見せたパフォーマンスなど、ガトリン選手にも非はあるように見えます。それでも、金メダルを獲得した勝者が大ブーイングを浴びる姿は、見ていて気持ちのいいものではありません。
ドーピング違反をした過去をどうとらえるかではなく、「純粋に今回の勝利を称えることはできなかったのか」と思わずにはいられません。
[文・構成/grape編集部]