担任と副担任が追い詰めた? 中2男子の自殺に、武井壮が「まがってる」
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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タレントであり、スポーツ選手でもある武井壮さん。
武井さんは社会科の教員免許を持っており、学校で起こる諸問題にも触れ、積極的にメディアで発言しています。
2017年10月16日には、TV番組『バラ色ダンディ』(TOKYO MX)にコメンテーターとして出演。福井県の中学2年生が自殺した件について、持論を展開しました。
男子生徒の、自殺の背景
3月14日に自殺をした、池田町立中学校の男子生徒。彼は、担任と副担任の両方から、精神的に追い詰められていたことが分かっています。
※写真はイメージ
男子生徒は、怒られると過呼吸を起こしたり、土下座をしようとしたりするなど、担任と副担任に対して極度の恐怖心を持っていたようです。
男子生徒は、母親に「僕だけ強く怒られる。どうしたらいいのか分からない」と泣きながら訴えたこともあったそう。
母親は、副担任を変更してほしいことを担任へ伝えていましたが、対応策が取られことはありませんでした。担任は、校長に報告しなかったばかりか、副担任に特別な指導もしなかったことが分かっています。
教師の、『ゆがんだ感情のはけ口』
今回の一件に関して、番組の司会を務める蝶野正洋さんが意見を求めると、武井さんは神妙な面持ちで次のように語りました。
担任や副担任は、男子生徒を『感情のはけ口』にしていたことに、自覚的だったはずだと断言する武井さん。
「指導が行きすぎた」で済ませるのではなく、「自分の言葉で人を殺してしまった」ということを、強く感じてもらいたいというのが、武井さんの思いでした。
最後に、武井さんは、指導者たちを諭すようなメッセージを残しています。
担任や副担任は、精神的な負担がかかる環境にいた可能性もあります。しかし、間違っても、子どもたちに曲がった感情を向けるものではありません。
言葉の暴力は、心に一生残る傷を付けるだけでなく、致命傷となる場合があります。
平成29年9月時点で、1万6463人にも上る日本の自殺者数。言葉の暴力の犠牲になる人が、少しでも減ることが望まれています。
[文・構成/grape編集部]