「この子はきっと長くない」 予想を裏切り強く生きる子犬 健気な姿に涙
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「夕飯を作ろうと思ったら…」 立てなくなったワケに「爆笑」「意志を感じる」2匹の猫と暮らしている、飼い主(@kunyan_kainyan)さん。愛猫の1匹である、カイちゃんの写真に、12万件以上もの『いいね』が寄せられました。
散歩をしていたらほかの犬から「ワン!」 柴犬の表情に「笑った」「頑張れー」柴犬のろくくんと暮らしている、飼い主(@roku125shiba)さん。 ある日、ろくくんと散歩していたら、ほかの犬から「ワン!」と吠えられたそうです。
- 出典
- FURRR 911
2017年9月、アメリカで2匹のピットブルの子犬が誕生しました。翌日、飼い主は1匹が母親の乳を飲んでいないことに気が付きます。
そのメスの子犬は生まれつき唇がめくれ上がる『口唇口蓋裂』があり、自力で乳を飲むことができなかったのです。
飼い主はすぐに、障がいを持つ動物たちを保護する団体『SNARR Northeast』に連絡。
子犬を受け入れることを承諾した『SNARR Northeast』は、同じく障がいをもつ猫の保護をしている団体『FURRR 911』にも協力を求め、2つの動物保護団体が力を合わせて子犬を助けることになりました。
重度の障がいをいくつももって生まれた子犬
サーシャと名づけられた子犬の健康状態は非常に深刻な状態でした。
彼女の体には口唇口蓋裂だけでなく、脳内に脳脊髄液が貯まる『水頭症』も起きていたため、脳が通常の3分の1の大きさしかなかったのです。
また、チューブで栄養を補給しているサーシャは嘔吐を繰り返すため副鼻腔の感染を引き起こし、さらに尿路感染症による発作も起こしていたといいます。
サーシャの命の炎は、いつ消えてもおかしくないと思われました。
しかし、彼女を保護した人たちは、決して諦めようとはしませんでした。そして誰より、サーシャ自身が生きることを選んだのです。
保護団体のスタッフたちによる懸命な世話によって、サーシャの体重は徐々に増えていきます。
そこでスタッフたちは、日に日に成長し、強くなっていく彼女の誕生日を毎月お祝いすることにしました。
生後3か月
生後4か月
生後5か月
2018年1月23日、サーシャは生後5か月の誕生日をお祝いしました。
今日も懸命に生きるサーシャですが、その健康状態からすると、彼女があとどのくらいこの世での生活ができるかは分からないということです。
「この子はきっと長くはないだろう」という人たちの予想をくつがえし、今日も懸命に生きるサーシャ。
その驚くべき生命力の源はきっと、「生きたい」と強く願う意志の力と、彼女を愛するたくさんの人たちから注がれる愛情なのでしょう。
残念ながら病気や障がいをもって生まれてくる動物たちの中には、さまざまな事情によって生きる機会を与えられることがないまま、短い生涯を終えてしまう動物もいます。
サーシャがこれからも生きる喜びを存分に味わいながら、毎日を幸せに過ごしていけますようにと願わずにはいられません。
[文・構成/grape編集部]