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つんく、苦悩するMay J.に送ったアドバイス 心を動かされた視聴者が続出

By - grape編集部  公開:  更新:

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音楽プロデューサーのつんくさんが、2018年1月20日に放送されたインタビュー番組『SWITCHインタビュー 達人達』(NHK Eテレ)に出演。

過去、ある悩みを持っていた歌手のMay J.さんにアドバイスを送ったことを明かしました。

その適切なアドバイスは、視聴者の心にも響いたようです。

歌への感情の込め方が分からないというMay J.さんに送ったアドバイスとは…

May J.さんは圧倒的な歌唱力を持ち、カラオケの点数で対決をするバラエティ番組の企画でブレイク。その後は、人気歌手のカバー楽曲を集めたアルバムが好セールスを記録しています。

比較的ブレイクするのも早かったMay J.さん。つんくさんは一緒に仕事をした際、May J.さんから「私、歌に感情を込めるってどうやっていいか分からない」「世の中のすごい歌手の人みたいな苦労話もないし」と、悩みを打ち明けられたことがあったそうです。

May J.さんに対して、つんくさんはこのようにアドバイスを送りました。

でも、聴き手みんなが、そんな昔の演歌の世界みたいな苦労はもうしてないよ。

世の中の悩みは「今日も早く帰りたい」とか「電車で座れたらいいな」とか「お父さんに口ゲンカして申し訳なかったな」とか、そういうことでしょ。

そういう気持ちを表現できたら、それで十分伝わる。

何も堤防で戦争に行った子どもをずっと待ち続けなくっていい。

実はいまも昔も同じ幸せはそこらにあるし。悩みもそこらにあって。

SWITCHインタビュー 達人達 ーより引用

世の中の人たちの悩みごとは、日常にありふれたものが多いというのがつんくさんの持論です。

それほど深く悩まなくても、それが原因で世間の人に悪く受け取られることはない…むしろ、世の中の誰もが抱いているようなささいな悩みをうまく表現することができれば、それは自然と聴き手に伝わってくるというのが、つんくさんが伝えたかったことなのでしょう。

マツコ・デラックスさんも大好きな、つんくさんの歌詞

年間100曲ペースで楽曲を制作。これまで多くの作品を世に送り出してきたつんくさんが作る曲には「1人のさびしさ」をテーマにしたものが多かったそうです。

つんくさんの対談相手をこの番組で務めたマツコさんは、『モーニング娘。』など、つんくさんがプロデュースしたアイドルの大ファンです。

マツコさんは番組で、つんくさん楽曲の魅力について熱く語ります。「つんくさんの歌好きな人って圧倒的に幸せじゃない人が多いと思うのね」と分析し、このように説明しました。

幸せじゃない意識を持って生きてる人に、こういう幸せあるんだよって教えてくれる、ちょうどいい詞なの。

あまりにも突拍子がない幸せをいわれても、「いやいやいやいや、その結構手前でつまずいてんですけど、私たち」みたいな(人が聴いている)。

といいながら、世界平和とか普通に祈ったりしちゃうじゃない。

あんまり報われてなかったりすると、意外と社会とか世界とか平和とかそんなこと考えたりして、貧乏暮らししてた時の嫌な記憶とかもジュワ~と蘇ったりするのよね、つんくさんの歌聴いてると。

SWITCHインタビュー 達人達 ーより引用

May J.さんへのアドバイスにもあるとおり、世間の人たちが身近に感じることなどがつんくさんの歌詞には散りばめられています。マツコさんはそこに共感できる面が多いのでしょう。

世間の反応は?

・つんくさんのアドバイス、かっこいいな。

・そこまで考えて作詞していたのか、すごい!

・さすが天才だね。

・私もハロプロの曲大好きです。

・アドバイスの言葉選びも、まさにプロの作詞家だ。

・なぜか、私まで勇気づけられました。

きっと、アドバイスをもらったMay J.さんもいい意味で肩の力を抜いて歌えるようになったことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
SWITCHインタビュー 達人達

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