「汚い!触れない!」愛猫が元野良猫だと知った人の言葉 理解されていない現実
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- 出典
- @Miki_Kiryu
街中で暮らしている野良猫たち。避妊去勢手術を受け、ボランティアにエサをもらいながら元気に暮らしている猫もいれば、病気にかかって命の危うさと共に生きている猫もいます。
自治体やボランティア団体は不幸な猫を減らし、飼い主のいない猫の里親を見付ける活動を行っています。
また、個人でも野良猫を保護し、飼い猫として家族に迎えている人も多いことでしょう。
「うちの猫が元野良猫だって話をしたら」
桐生美希(@Miki_Kiryu)さんの愛猫も、元野良猫。
保護された時は、ひん死の状態だったといいます。
しかし、ケアを受けて元気に!
いまでは、こんなにも美猫に成長しました。フワフワできれいな毛並みは、思わず触れてみたくなりますね。
ところが、桐生さんは悲しい思いをしたことがあるのだそうです。
それはある人に、愛猫が元・野良猫だと話した時のこと。相手から、こんな反応が返ってきました。
「そういう動物無理!汚い!なんの病気持ってるか分からないから、触れない」
「人の価値観だから仕方ない」と桐生さんはコメントしていますが、相手の言葉に傷付いたことでしょう。
確かに、野良猫は病気を持っていることが多くあります。ですが、保護した後、適切なケアを行えば問題ありません。ノミやダニは駆除できますし、ワクチンを接種すれば新たに病気にかかるのを防ぐことができます。
『猫エイズ』と呼ばれる、根本的な治療法がない感染症もありますが、人間にうつることはありません。ストレスの少ない室内飼いであれば、発症することなく天寿をまっとうする猫は多くいます。
心ない言葉は、知識がないゆえのこと…桐生さんの投稿をきっかけにして、いままで思い違いをしていた人に「動物も人間も血統で決まるわけじゃない」と気付いてほしいですね。
桐生さんと愛猫は、こんなにも幸せそうです。この幸せを手に入れる権利は、どんな猫も持っています。
ペットショップで買うのではなく、保護猫を飼うという選択を、多くの人に知ってもらうにはまだ時間がかかるかもしれません。
ですがきっと、いま不幸な猫たちも温かい家に住める日がやって来るはずです。
[文・構成/grape編集部]