「ロナウドとのランチには行くな!」 元チームメイトがいい続ける理由とは
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サッカー・ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手。ヨーロッパの年間最高選手に贈られる『バロンドール』を5度受賞するなど、人気・実力共に世界最高レベルのスター選手です。
ロナウド選手がマンチェスター・ユナイテッドに所属していた時にチームメイトだった、元フランス代表のパトリス・エヴラ選手が当時の仰天エピソードを明かしました。
「ロナウドにランチに招かれたら断るんだ!」
スポーツニュースメディア『ITV』のポッドキャストでインタビューに答えたエヴラ選手は、ある日、ロナウド選手から自宅でのランチに招待された時のことを振り返りました。
ロナウドがトレーニングの後にランチに招いてくれたんだ。僕はすごく疲れていたんだけど、テーブルにはサラダと薄味の鶏むね肉しかなくて、飲み物は水だった。ジュースもない。食べ始めてから、僕はきっとこの後に大きな肉が運ばれてくるんだろうと思っていたけど、何も出てこなかったよ。
彼は食べ終わるとすぐにサッカーの練習を始めて、僕が食べ終わると一緒に練習することになった。それから彼はプールで泳ぎたいといいだした。その後はジャグジーやサウナに入ったよ。
だから僕はみんなにこうアドバイスをしているんだ。『クリスティアーノにランチに招かれたら、ノーと答えろ』ってね。理由は食べ物じゃない。彼の家でもトレーニングセッションをしている気分になるからさ。
彼はマシンなんだ。決してトレーニングをやめたくないんだよ。
ハードなトレーニングの後のランチだけにゆっくりとくつろげることを期待していたというエヴラ選手ですが、その期待は大きくはずれたようです。
さらにエブラ選手は、ロナウド選手の負けず嫌いぶりを証明する別のエピソードも披露。
ある日、ロナウド選手が元イングランド代表のリオ・ファーディナンド選手に卓球で負けてしまい、周りにいた人たちが騒ぎ立てたのだとか。
そのことにとても怒ったロナウド選手は、親戚に卓球台を買ってきてもらって自宅で2週間猛練習。そしてみんなが見ている前で再びファーディナンド選手と卓球をして、見事に彼を負かしたということです。
それがクリスティアーノ・ロナウドだ。だから僕は彼がワールドカップで勝利をおさめ、もう1つのバロンドールを勝ちとりたいと思っていることに何の驚きもないよ。
なぜなら彼は『怒れる男』だからね。
「ロナウド選手とのランチはこりごりだ」というエヴラ選手ですが、彼の勤勉さは同じ選手として、とても尊敬しているのだそう。
このエピソードを聞いた人たちからは「もし誘われたら断ることにするよ!」「いや、ぜひともお呼ばれしてみたいな」「ロナウド、面白い」との反応がありました。
常に勝つことにこだわり、そのために周囲も驚くほどストイックに練習に打ち込むロナウド選手。そんな彼だからこそ、世界中のファンを魅了することができるのでしょうね。
[文・構成/grape編集部]