舞台は世界 『鬼ごっこ』のためだけに643万㎞離れた友人の元へ行った女性
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

撮影者「…お前今どんな心境なんよ」 湖で野鳥が?「夜勤で乾き切った心に効く」「…お前、今どんな心境なんよ」というひと言とともに、1枚の写真をXで公開したのは、土井一心太(@aganoya)さん。なんでも、新潟県阿賀野市に位置する瓢湖(ひょうこ)で、ある野鳥が独特なポーズで静止していたといいます。
鬼にタッチされた人が次の鬼になる『鬼ごっこ』。このシンプルな遊びは、昔もいまも世界中の子どもたちに人気です。
そんな『鬼ごっこ』を始めた大人たちがいます。しかも遊び場は『世界』です。
アメリカ・ノースカロライナ州に住むジョージナさんは2014年に中国を訪れました。そこで世界各地からやってきた男女9人と仲よくなり、なぜかその場で鬼ごっこを始めたのです。
10人が最初に出会ってから4年後の2018年6月の時点で、『鬼』はジョージナさんでした。
メンバーはみんな、自分の国へ帰っていますが、鬼ごっこは終わっていません。
ジョージナさんは次の鬼になるターゲットを定めていました。それは、イギリスに住むドリューさん。
国境を越えて繰り広げられる『鬼ごっこ』
海外メディア『Mirror』によると、実に何か月も前から着々と準備を進めていたというジョージナさんはドリューさんの兄妹に協力を依頼。6月にドリューさんの姪の洗礼式が行われることを知り、その日に作戦を実行することにします。
イギリス行きの飛行機の切符を予約してドリューさんが出席する洗礼式の会場へ。ドリューさんにバレないよう、彼女は庭師に変装して潜入します。
そして洗礼式の後、家族で集合写真を撮ろうとしているところに、さりげなく庭の手入れをしているジョージナさんの姿が。
「庭師の女性に『写真を撮るからちょっとどいてください』って、いってきてちょうだい」
(仕掛け人の)家族にそういわれたドリューさんが何も知らずにジョージナさんに近付くと…。
「信じられないよ!!!」
ショックと驚きのあまり頭を抱えてしゃがみ込むドリューさん。そうしている間にジョージナさんはさっさと退散!
目的を果たした彼女は、この後すぐに飛行機に乗ってアメリカに帰ったそうです。
『鬼交代』の瞬間を収めた動画をFacebookに投稿したジョージナさんはドリューさんへひと言。
「ごめんね、ドリュー。いまやあなたが『鬼』よ」
今回のことをまったく知らなかったというドリューさんは、こうコメントしています。
鬼ごっこのためだけに約643万kmもの距離を移動したジョージナさん。壮大な作戦は大成功に終わりました。
一方のドリューさんは相当ショックを受けているようですが、ルールはルール。ぜひ今度は彼が誰かのところへ『鬼交代』をしに行ってほしいですね。
[文・構成/grape編集部]