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瀬戸内海の島で『猫の捕獲大作戦』!? その理由は、とても素敵なものだった

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:猫の島 青島物語

瀬戸内海に位置する、住民が十数人しかいない愛媛県の青島。

この島では、人間の数より多くの『ある動物』が生活しています。

それは、たち。

この青島は『猫の楽園の島』といわれており、観光名所として愛され続けているのです。

猫の島『青島』で、大規模の避妊・去勢手術が実施!

2018年10月2~4日にかけて、青島では全頭避妊・去勢手術が実施されました。

この日、大洲市役所職員や青島の島民、公益財団法人どうぶつ基金のボランティアの人たちが集まり、青島の猫を捕獲することに。

幸い、青島に住んでいる猫たちは島民やボランティア、観光客によって人慣れしており、人間を疑うことがないといいます。

多くの猫はケージに入れられるのを嫌がりますが、青島の猫たちはボランティアの人に抱きかかえられ、おとなしくケージの中に入れられていきました。

ケージの中の猫「あれ?出られないや、助けて~」

外にいる猫たち「助けたいけど、どうすればいいのか分からないや…」

また、この日はエサやりが禁止されていたため、「ご飯がもらえるのかな?」という気持ちで人間に寄ってきたのでしょう。

中には抵抗してボランティアをひっかいた猫もいたものの、およそ70%の猫はおとなしくケージに入っていたのだとか。 いたって順調に捕獲作業は無事に終了!

その後、まだ避妊・去勢手術を受けていない猫たちを対象に、青島にある公民館『青島コミュニティーセンター』で手術が実施されました。

ペットを飼っている人はご存知だと思いますが、動物の飼育をするうえで避妊や去勢手術はとても大切なこと。

面倒を見るのが大変なほど産ませて増やし続けてしまうと、結果的に動物をかわいそうな目に遭わせてしまいます。

青島は『猫の楽園の島』として猫たちを守るため、こうして手術を行っているのです。

ボランティアの協力で、173匹が去勢・避妊手術

3日間で211匹の猫が捕獲され、そのうちの173匹の猫が避妊・去勢手術を終了!

これも、青島の猫たちがいい子であり、ボランティアの人たちが努力したためでしょう。

青島の島民やボランティアの努力の結果、青島に住むたくさんの猫たちは、毎日、栄養のあるものを食べることができています。

そして、悲しい事故などで早くに命を落とすこともなくなり、長い年月を生きることができるようになったといいます。

たくさんの人たちの思いやりや優しさがあってこそ、『猫の楽園の島』は成り立っているのですね。


[文・構成/grape編集部]

猫のつむぎちゃんの写真(撮影:grape編集部)

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出典
猫の島 青島物語

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