認知症を『本人視点』で描いた漫画に反響 「涙が出た」「考えさせられる」の声
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
このラバーストラップ、実は? 「思い出を形にする素敵な活動」「唯一無二だ…」2025年1月9日、山崎智音(@chion777)さんがXに公開したラバーストラップにまつわる投稿に、多くの反響が上がっています。ラバーストラップは、カバンやリュックサックなどに付けて楽しめる、汎用性の高いアイテムですよね。その『素材』に、注目が集まっているのです。
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【祝】佐々木朗希、結婚を発表 「朝からビックリ」「なんて嬉しいニュース」『ロサンゼルス・ドジャース』の佐々木朗希選手が、結婚したことを発表。2025年2月22日に自身のInstagramで報告しています。
人間に限らず、生きとし生けるものは歳をとると身体が衰え、病気にかかりやすくなります。
いつかやってくる『老い』に備えて、老後の生活について考えている人は少なくないことでしょう。
そして1人での生活が困難になると、高齢者を支える人も必要不可欠です。
認知症を『本人視点』で描いた漫画に反響
介護職で働きつつ、自身の経験を元に漫画を描いている吉田美紀子(@YoshidaMikiko)さんの投稿が話題になっています。
吉田さんが描いたのは、『介護を受ける側』視点の漫画。介護の話題を耳にするたびに『介護を受ける側』の気持ちが置き去りにされていることに歯がゆさを感じ、この作品を描いたといいます。
物忘れが激しくなり、会話や計算が困難になるほか、著しい集中力の低下などの症状に見舞われる、認知症。
症状が進行することによって、穏やかな性格の人が暴言を発し、暴力を振るうようになってしまったり、妄想が激しくなってしまったりと、人が変わってしまうことも少なくありません。
そういった生活を続けるうちに、介護をしている家族はストレスを溜め、「イライラしてしまう」「つらくて泣いてしまった」と頭を悩ませてしまうことでしょう。
そんな現状を受け、吉田さんは「接しかたの参考の一助になれば」という思いでこの漫画を描いたといいます。
投稿に対し、介護を経験した人はもちろんのこと、将来『介護をする側』『介護を受ける側』になる多くの人からコメントが寄せられました。
・親が認知症になった時のことを思い出して泣きました。きっと、親も不安だったのですね。
・これは誰にでも起こりうることで、自分の未来の姿なのかもしれない。
・昔の祖母がこうでした。子どもだった自分はどうすればよかったのか、いまでも考えます。
・「怒っちゃいけない」って思っていても、つい怒ってしまう。でも、本人は意味も分からず怒られて、悲しんでいるんだろうな…。
厚生労働省によると、85歳になると認知症の有病率は27%に達するといいます。また、65歳以上の高齢者における有病率は8~10%と推定されているのだとか。
高齢化社会を迎え、認知症患者が増加していくと予想されている日本。介護に限らず、相手の立場になって考えることが優しさにつながるのかもしれません。
吉田美紀子さんの介護エッセイはこちら
ヘルパーの経験を元に、介護エッセイを描いている吉田さん。ほかのエピソードはこちらの単行本に収録されています。
中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます
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[文・構成/grape編集部]