現代人に突き刺さる! パリコレで発表された服に「飲み会に着て行きたい」
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「お刺身いけます!」 鯛の1枚に「面構えが違う」「採用決定」マーク(@makunouchi4mark)さんがXに投稿した1枚に、このような声が続々と寄せられています。写っていたのは、スーパーマーケットで見かけたという、1尾の鯛。鯛を見たマークさんは、思わずこうアテレコせずにはいられなかったようで…。
2019年1月中旬にパリで開催された、ファッションの祭典『パリファッションウィーク』。さまざまなブランドが参加し、世界的な注目度も高いコレクションです。
発表される服のほとんどは、服としての実用性よりも、芸術性の高いものが目立つ印象。
つまり、極端に派手すぎたりデザインが凝っていたりと、日常生活では着られないような服が多いのです。
2019年春夏コレクションで注目を浴びたコレクション
そんな中、あるブランドのコレクションが注目を浴びています。
「職場の飲み会に着て行きたい」
「一着、欲しい」
ファッション業界からではなく、一般市民からこんな称賛の声が寄せられたのは、『ヴィクター&ロルフ』が発表したコレクション。
理由は、あまりにも直接的すぎる服のメッセージ性にありました。服に縫い付けてある英文にご注目ください。
人見知りなわけではない
人見知りなわけではありません。あなたのことが好きじゃないだけです。
遅刻理由
遅刻してごめんなさい。だって、来たくなかったんです。
これ以上ない、拒否の言葉
ノー。
現代において「空気を読む」という行為は、もはや必須のコミュニケーションスキルの1つ。
しかし、空気を読みすぎるあまり、相手の顔色を伺い、自分のいいたいことの半分は伝えられず、疲れてしまう…なんてことも珍しくありません。
だからこそ、口に出さずとも着るだけで意見を主張できる、『ヴィクター&ロルフ』のコレクションが現代人の胸に刺さったのでしょう。
このデザインを皮肉と取るか、ユーモアと取るかは、受け取り手次第。どちらにせよ、ファッションの新たな可能性に触れられた気がします。
[文・構成/grape編集部]