10年間孤独だったカエルが『お見合い』 まさかの展開に「コレはせつない」 By - grape編集部 公開:2019-04-15 更新:2019-09-02 お見合いカエルデート絶滅 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 絶滅危惧種のセイウエンカズミズガエル『ロミオ』のお見合いの様子が、アメリカのニュースサイト『Business Insider』で紹介され、話題になっています。 『世界一孤独なカエル』だったロミオに奇跡の出会い ボリビアのアルシド・ドルビニ自然史博物館(Museo de Historia Natural Alcide d’Orbigny)で飼われているオスのセイウエンカズミズガエル、ロミオ。 View this post on Instagram Global Wildlife Conservationさん(@global_wildlife_conservation)がシェアした投稿 – 2019年 1月月24日午前11時14分PST ロミオは、同種の最後の生き残りといわれており、2008年に発見されて以来、博物館で10年間1人ぼっちで過ごしてきました。 しかし、2019年1月、ボリビア奥地の川で同種のメスのカエルを奇跡的に発見!『ジュリエット』と名付けられたメスは、ロミオと同じ博物館に保護されました。 そして同年4月2日、2匹は同じ水槽に入れられ、念願の初対面。 その時の様子を、同博物館の爬虫両生類学者であるテレサ・カマチョ・バダニさんは次のように語りました。 ロミオはジュリエットの後ろをついてまわり、自分の餌を分け与えるなど、彼女にとても優しくしていました。 長い間孤独だったロミオが、ついに仲間と出会えたのは、本当に素晴らしいことだと思います。 『Business Insider』 ーより引用(和訳) 恋が芽生えたものの… ロミオの積極的なアプローチにより、いい雰囲気になった2匹。「いよいよ結ばれるのか」と期待されましたが、どうやら生殖行為は上手くいかなかったようです…。 絶滅危惧種の保護活動を行うNPO団体、『Global Wildlife Conservation』が、2匹の初デートの様子を動画で公開しています。 View this post on Instagram Global Wildlife Conservationさん(@global_wildlife_conservation)がシェアした投稿 – 2019年 4月月1日午前8時37分PDT 『包摂(ほうせつ)』と呼ばれるカエルの生殖行為。オスがメスの背中の上に乗り、前肢でメスの腹を抱きかかえて強く押すことでメスは卵を放出。オスはその上から精子を放出して受精させます。 しかし、10年もの間メスとの出会いがなく、機会に恵まれなかったロミオは、正しい体勢がよく分からなかったようです。 この結果に、世界中から同情の声が寄せられました。 ・最初はよくあること。気を落とさないで! ・なんて可愛いカップル。きっとすぐに親になれるよ! ・次は上手くいくはず!がんばれロミオ。 初デートで結ばれなかったロミオとジュリエットですが、研究者によると「練習すれば解決する問題」とのこと。同博物館では今後も2匹を同じ水槽で飼い、恋を見守っていくそうです。 長く孤独に生きてきたロミオが、近いうちにたくさんの家族に恵まれるといいですね! [文・構成/grape編集部] 出典 Global Wildlife Conservation/Business Insider Share Post LINE はてな コメント
絶滅危惧種のセイウエンカズミズガエル『ロミオ』のお見合いの様子が、アメリカのニュースサイト『Business Insider』で紹介され、話題になっています。
『世界一孤独なカエル』だったロミオに奇跡の出会い
ボリビアのアルシド・ドルビニ自然史博物館(Museo de Historia Natural Alcide d’Orbigny)で飼われているオスのセイウエンカズミズガエル、ロミオ。
ロミオは、同種の最後の生き残りといわれており、2008年に発見されて以来、博物館で10年間1人ぼっちで過ごしてきました。
しかし、2019年1月、ボリビア奥地の川で同種のメスのカエルを奇跡的に発見!『ジュリエット』と名付けられたメスは、ロミオと同じ博物館に保護されました。
そして同年4月2日、2匹は同じ水槽に入れられ、念願の初対面。
その時の様子を、同博物館の爬虫両生類学者であるテレサ・カマチョ・バダニさんは次のように語りました。
恋が芽生えたものの…
ロミオの積極的なアプローチにより、いい雰囲気になった2匹。「いよいよ結ばれるのか」と期待されましたが、どうやら生殖行為は上手くいかなかったようです…。
絶滅危惧種の保護活動を行うNPO団体、『Global Wildlife Conservation』が、2匹の初デートの様子を動画で公開しています。
『包摂(ほうせつ)』と呼ばれるカエルの生殖行為。オスがメスの背中の上に乗り、前肢でメスの腹を抱きかかえて強く押すことでメスは卵を放出。オスはその上から精子を放出して受精させます。
しかし、10年もの間メスとの出会いがなく、機会に恵まれなかったロミオは、正しい体勢がよく分からなかったようです。
この結果に、世界中から同情の声が寄せられました。
・最初はよくあること。気を落とさないで!
・なんて可愛いカップル。きっとすぐに親になれるよ!
・次は上手くいくはず!がんばれロミオ。
初デートで結ばれなかったロミオとジュリエットですが、研究者によると「練習すれば解決する問題」とのこと。同博物館では今後も2匹を同じ水槽で飼い、恋を見守っていくそうです。
長く孤独に生きてきたロミオが、近いうちにたくさんの家族に恵まれるといいですね!
[文・構成/grape編集部]