ライブ中、車いすの男性が「上にあげて!」 周囲の行動に涙
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スペインの音楽フェスで撮影された1枚の写真に、感動の輪が広がっています。
観客に担がれていたのは?
写真は、2019年7月3〜6日にかけて行われた、スペイン最大級のメタルフェス『Resurrection Fest』で撮影されたもの。
同フェスには国内外の著名なアーティストやバンドが集まり、7月5日にはスウェーデンの『アーチ・エネミー』や『スリップノット』などが出演していました。
バンドの演奏に会場の熱気は最高潮。しかし、さらに人々の胸を熱くしたのは、この光景でした。
観客の手によって、担ぎ上げられているのは、車いすに乗った1人の男性。その後、男性は車いすごとステージ前方まで運ばれていったといいます。
スペイン現地メディアの取材によって、男性が脳性麻痺であること、この日は当初、車いす専用のゾーンでライブを楽しんでいたことが分かりました。
しかし、会場の熱気を受け、彼自身もこみ上げるものがあったのでしょう。周囲の観客に向かって「上にあげてほしい」と頼んだといいます。
するとその場にいた誰もが彼の願いを聞き入れ、彼を担ぎ上げたのでした。一連の流れを見ていた観客の1人は、後にTwitterに「不可能なことなんて何もない」とつづっています。
写真は瞬く間に拡散され、障がいの有無にかかわらず誰もが一体となった会場の雰囲気を絶賛する声が殺到。ネット上には優しいコメントがあふれていました。
・音楽で私たちはつながることができる。
・なんて感動的な光景なのだろう。
・車いす専用のゾーンはあるけれど、やっぱり前で見たくなるよな。分かるよ。
・最高だよ!この場にいたすべてのメタルファンに拍手を送りたい。
車いすに乗った男性にとってはもちろん、その場にいたすべての観客にとって、この日のライブは思い出深いものになったことでしょう。
[文・構成/grape編集部]