駐車違反をした人たちがキャットフードを持って警察へ その理由が優しすぎた
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @MunciePolice/CNN
アメリカ・インディアナ州のマンシー市警察が駐車違反者に呼びかけたある試みによって、何の違反もしていない人たちまでもが『罰金』を払いに来るという事態が起きました。
そのきっかけとなったマンシー市警察のTwitter投稿がこちらです。
駐車違反の罰金をキャットフードで払おう!
7月19日金曜日午後4時まで駐車違反の罰金をキャットフードや猫用トイレで支払うことを認めます。
罰金と同額分のキャットフードを寄付してください。マンシー動物保護シェルター(ACS)で保護猫が増えすぎて困っています。
猫たちを助けたいのです!
駐禁の罰金で猫たちを助けよう!
海外メディア『CNN』によると、マンシー市の動物保護シェルターで保護猫が350匹を超えてしまい、エサやトイレ用の砂などが足りなくなってしまったのです。
そのことを知ったマンシー市警察が猫たちを助けたい一心で、駐車違反者に異例のキャンペーンを行いました。
するとこの試みが大反響!駐車違反をした人たちが次々とキャットフードや猫用トイレ砂を持って現れ、4日間のキャンペーンの後、空っぽだった部屋はキャットフードの山となりました。
駐車違反の切符と一緒にキャットフードを持ってくる人もいましたが、実はほとんどは違反をしていない人たちだったのだそう。猫たちが必要としていることを知り、ただ善意で寄付をしてくれたのです。
シェルターのスタッフは『CNN』に「メンシ―市警察と寄付してくれた地域の人たちに本当に感謝しています。この反響の大きさに圧倒されました」と語っています。
駐車違反をした人にとって罰金を支払うのは義務ですが、そのお金で猫たちが救われると思えば、気持ちよく支払うことができたのではないでしょうか。
このキャンペーンは警察と動物保護施設という違う業種、さらに地域の人たちが協力し合って動物たちを助けるという、心温まる成功例になりました。
たっぷりのごはんと清潔なトイレが確保された保護猫たちに、早く優しい里親が見つかるといいですね。
[文・構成/grape編集部]