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星稜投手の異変に気付いた仙台育英選手 甲子園で起きた出来事に、感動の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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2019年8月18日、『第101回全国高校野球選手権大会』の準々決勝第3試合が行われました。

暑い日差しが降り注ぐ中、対戦したのは星稜高校(以下、星稜)と仙台育英学園高校(以下、仙台育英)。『17対1』という結果で、星稜が勝利しました。

星稜の投手に仙台育英の選手が給水

試合中、七回の場面で、星稜の2年生である荻原吟哉投手が、酷暑により投球中に右手首をつりかけるアクシデントが発生。

荻原投手の異変に気付いたのは、仙台育英側のベンチにいた小濃塁外野手でした。

小濃選手は、自分が飲むために用意していたスポーツドリンク入りのコップを片手にグラウンドへ飛び出し、荻原投手に差し出したのです。

星稜対仙台育英 星稜・荻原吟哉に水を渡す、仙台育英・小濃塁

小濃選手は、コップを手渡す際に「先は長いんだからしっかり飲めよ」と声をかけます。荻原投手は「ありがとうございます」と応じ、コップに口をつけたといいます。

敵や味方という立場を感じさせないフェアプレーに、スタンドから拍手が起こりました。

小濃選手は、当時の心境を次のように明かしています。

「相手があって野球ができている。2年生だったし、こんなところでけがをしたら…と思っていきました」。

サンケイスポーツ ーより引用

サンケイスポーツによると、仙台育英の選手たちは、以前試合中に相手チームから親切な振る舞いを受けたことをキッカケに「何かあった際は自分たちも動こう」と語っていたのだそうです。

以前、仙台育英の選手が死球を受けた際、相手チームの選手に冷却スプレーをかけてもらったことがあった。それを見た選手たちは「こういうことが起きたら自分たちも行こう」と話した。須江監督も「グラウンドに敵はいないと生徒に言っている。気づいたら向かっていた」と小濃の自発的な行動であることを強調した。

サンケイスポーツ ーより引用

高校球児たちのやり取りに、ネット上では称賛の声が上がっています。

・感動して涙が出た。

・選手たちのやり取りに、審判も捕手もみんな笑顔。これが高校野球だよなぁ。

・大差をつけられて悔しいはずなのに、相手ピッチャーの異変にすぐさま気付いて駆け寄った仙台育英の選手は素晴らしい。

対戦中は敵同士ですが、同じ野球というスポーツを愛する者同士。選手たちのやり取りは、多くの人々の心を温めました。


[文・構成/grape編集部]

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出典
サンケイスポーツ

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