筆算に定規を使うべき? 小学校の指導に古市憲寿が、「本当に頭悪い」
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- 出典
- とくダネ!
情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)は2019年9月26日の放送で、「筆算に定規を使わなかったことから、テストで減点された」というSNS上の話題を特集しました。
「筆算に定規を使っていない」で減点
番組では、小学校5年生の女子児童が受けた、算数のテスト答案を紹介。
女子児童は小数点の割り算問題で、答えが合っているのにも関わらず「定規で線を引いていないから」という理由で大幅に減点されてしまったといいます。
※写真はイメージ
ほかにも、「定規で筆算を解かなかったことから宿題のやり直しをいわれる」など同様のケースが紹介されました。
番組コメンテーターの意見
番組は教育評論家・石川幸夫さんの意見を取り上げています。
石川さんによると、成績上位の子供の特徴に「丁寧さ」「正確さ」があることから、定規で線を引くことには教育的な効果もあるとのこと。
しかし、番組に出演した国際政治学者の三浦瑠麗さんは、専門家の意見に懐疑的なようです。
また、社会学者の古市憲寿さんは次のようにコメント。
さらに古市さんは、「筆算自体、電卓とかあるからいらない。まだ古くさいことやってんだな」とバッサリ。
ネット上でも、この件についてさまざまな声が上がっています。
・字が汚くても賢い生徒はいる。つまり関係ない。
・筆算は定規の引きかたを学ぶためじゃなくて、計算の理屈を学びつつ速く正確に解く練習が本来の目的じゃないの?
・「初学は定規できれいに書く」は理に適っていると思う。特に筆算はごちゃごちゃしやすいので。
たしかに、定規を使って丁寧に筆算をすることで、ケアレスミスをなくすメリットもあるのでしょう。
しかし、テストで計算の過程や答えが合っているのに「定規を使っていない」という理由だけで減点されたら、納得のいかない気持ちになるのも分かります。
なぜ定規を使う必要があるのかを、指導する側がしっかりと子供たちに説明することが大切なのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]