「父からいじめ」と助けを求めた、被虐待児 教育委員会の対応に「ひどすぎる」の声
公開: 更新:

※写真はイメージ

「水筒に入れると危険」 注意喚起に「知らずに続けてた」「体に悪いなんて」職場や学校に、毎日『水筒』を持ち運ぶ人は多いでしょう。実は、金属製の水筒には、入れてはいけない飲み物がいくつかあるため注意が必要です。本記事では、保険医療局が注意喚起する『水筒にまつわるNG行動』を紹介します。

岡山の道路にしかない『★合図』とは? 岡山県警に聞いてみた都道府県ならではの道路標識や路面標示が存在することがあります。例えば、岡山県の場合、このような路面標示があるのをご存じですか。
2019年1月24日、千葉県に住む小学4年生の女の子が自宅の浴槽で亡くなっているのが発見されました。
警察の調べによると、被害女児は父親から日常的に虐待を受けていたとのこと。父親は「しつけとしてやった」と供述しており、警察は父親を傷害容疑で逮捕しました。
親がわが子の命を奪う、悲しい虐待事件。虐待は家庭内で行われることがほとんどのため、周囲の人が気付きづらいといわれています。
今回の事件では、虐待で苦しんでいた被害女児が、学校で助けを求めていたことが明らかになりました。
虐待児童の「助けて」を、教育委員会が父親に報告
当時通っていた小学校で行われた『いじめに関するアンケート』に対し、被害女児はこのように書いたといいます。
「父からいじめを受けている」
日常的に受けている虐待を『いじめ』として、被害女児はつらい思いを訴えたのでしょう。
この件を受け、児童相談所は被害女児を一時的に保護。その数か月後、被害女児は別の小学校に転校することになります。
しかし事件後、市の教育委員会が、アンケート用紙を加害者である父親に見せていたことが発覚しました。
被害女児が助けを求めていたにも関わらず、起こってしまった今回の事件。大人がしかるべき対応をとっていれば、尊い命が失われることを避けられたかもしれません。
教育委員会の行動に対し、ネット上では激しい非難の声が相次いでいます。
・告げ口されたことで、父親の虐待はエスカレートしたのでは?胸が苦しくなる。
・勇気を振り絞って書いたのに無視されるなんて…悲しすぎます。
・教育委員会は何のためにあるんだろう?子どもが危険な目に遭うことは予想できたはず。
・助けを求める子どもの手を、大人が振り払ったのか。残酷すぎます。
また今回の件に対し、多数の芸能人から非難の声が上がっています。
同月31日、デヴィ夫人は自身のブログで「毎回ことの重大さを認識していないのは、危機感を持つ職員が乏しいせいなのではないか。 これ以上、救える命が消えるのはたくさんです」と強い口調でつづりました。
保護者から虐待を受ける幼い子どもは、無力も同然。周囲にいる大人が少しでも早く気付き、保護することが重要です。
今回のような悲しい事件が二度と起きないよう、私たちはそのことをしっかりと意識し、行動に移さなければなりません。
[文・構成/grape編集部]