「怖すぎる」「面倒くさい」勝手に付いて来て、逆ギレする50代男性に唖然
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ビルやマンションなどのエントランスに設けられているオートロック。
マンションであれば入居者、ビルであれば勤務している人はセキュリティカードやカギ、暗証番号などを使ってロックを解除し、建物に入ります。
一方、来訪者は部屋番号で入居者を呼び出してロックを解除してもらったり、建物への訪問を告げてドアを開けてもらったりといった作業が必要になります。
※写真はイメージ
いうまでもありませんが、オートロックを設置する目的はセキュリティ面の強化。
不審者が簡単に建物に侵入できないように設置されています。
「自分で開けてくださいね」といったらオジサン逆ギレ!
複数企業のオフィスが入るビルで働いている、30代男性。
平日はビルのエントランスからオフィスのあるフロアまでエレベーターで移動しますが、土曜日や日曜日、祝日はエントランスが閉まっているため裏口からビルに入るといいます。
ビルの裏口はオートロックになっており、オフィスのある会社の社員にはセキュリティカードが渡されています。このセキュリティカードを使ってロックを解除し、裏口から建物に入るという、至ってシンプルな仕組み。
※写真はイメージ
しかし、とある土曜日、30代男性がセキュリティカードでロックを解除して建物に入ると、言葉を失うような出来事が起こります。
30代男性:
実は以前から、ロックを解除して建物に入ろうとすると、後ろから勝手についてくる人がいました。
ほかのフロアの人でも、挨拶をしたことがあったり、顔見知りであったりすれば、「どうぞ」とお通しするのですが、その時についてきた50代男性は知らない人でした。
「ちょっと気まずいな」と思いつつも、「自分で開けて入ってくださいね」と伝えたんです。
「知らない人を入れて万が一のことがあったら責任がとれない」と考え、やんわりと50代男性に告げたという30代男性。
しかし、50代男性は謝るどころか、逆ギレしてきます。
30代男性:
最初は「ダメですよー」といった軽い感じでお伝えしたのですが、50代男性は「オレはここで働いているんだ」の一点張り。
「ご自身で開けていただくのがルールですから」と伝えると、「そんなルールがどこにあるんだ」と子供のようなことをいわれてしまいました。
さらには「オレのこと覚えてるだろ?」と、なぜか顔見知りであるかのようなことをいい出す始末。
正直いって、まったく覚えていなかったので「覚えていません」とお伝えしたのですが、「いや、知ってるはずだ」としつこくいっていましたね。
結果的に、50代男性はビルに入っている会社に勤める人だったといいますが、30代男性は「それならば、尚更自分のセキュリティカードで入ってほしかった」と語ります。
30代男性:
実は、あまりにも激しく怒っていたのと、少し面倒になってしまったこともあり、「そうですか」と50代男性を放置してエレベーターに急いだのですが、突然後ろから追いかけてきて…。
財布に入ったセキュリティカードを見せて「ほら、ここのビルに勤めていることが分かっただろう」とドヤ顔をされたんです。
論点は「勤めているか勤めていないか」ではなく、「自分で開けるかどうか」だったのですが、正直理解してもらうのは無理だろうな、と諦めました。
会社の同僚には「そんな人がこのビルにいるの?」と驚かれたといいますが、数か月に1度はその50代男性を見かけるそうで、まだ同じビルで働いているのでしょう。
とはいえ、30代男性が通報したわけではないそうですが、ビルの裏口には「セキュリティ解除後のドアはしっかり閉めてください」「セキュリティはご自身で解除してください」という注意書きが貼られるようになったといいます。
30代男性:
もしかしたら、ほかの人にも注意されて絡んだのかもしれませんね。
悪い人には見えませんでしたが、それなりの肩書を持っていそうな年齢の方でしたし、自分の間違いを認められないのでしょう。
今は「オートロックに慣れていない年代の方なんだ」と、自分を納得させています。
「何のためにオートロックが設置されているのか」を考えれば、どちらの主張が正しいかは説明するまでもありません。
オートロックを軽視してビルに人を入れるということは、自分の会社を危険にさらすかもしれない行動です。そして、それは30代男性だけでなく、50代男性にとっても同じはず。
自分が「50代男性のような身勝手な振る舞いをしていないかを振り返らなければならないな」と切に感じさせられます。
[文・構成/grape編集部]