「スマホを落としただけなのに」 女性に迫る魔の手に背筋が凍る By - grape編集部 公開:2017-05-13 更新:2019-01-12 スマホスマホを落としただけなのにセキュリティ志駕晃書籍 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ スマホは便利だけれど、もし中身を全部、他人に見られてしまったら…。 「あなたは大丈夫ですか?」 スマホは情報の塊です。家族や友人の連絡先が入っていますし、FacebookもLINEもログインしたまま。 住所や顔を知られてしまい、誘拐のきっかけになってしまうことも。 自分に落ち度がなくとも、誰かの落としたスマホから自分の情報が漏れ、悪意を持った人に目をつけられることも…脅威は、自分の知らない所からもやってきます。 「みんな、セキュリティをしっかりして!」と叫んでも、どこかの誰かの耳には届きません。情報の網を伝って、悪意を持った人はクモのように襲いかかってくるのです。 「殺人鬼にスマホを拾われたらどうなってしまうのか」を想定して書かれた小説をご紹介します。 気づいたら目の前に…いる ご紹介するのは、この作品で作家デビューした志駕 晃(しが あきら)著『スマホを落としただけなのに』。 第15回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉として話題になった作品です。 【あらすじ】 稲葉麻美の恋人である、富田誠のスマホを拾ったのは、長い黒髪の美人を狙った殺人鬼(シリアルキラー)。 ディスプレイに表示されていた麻美を気に入り、殺人鬼はスマホやSNSを次々とハッキング。リアルタイムで情報を得て、麻美を追い詰めていく。 殺人鬼に追い詰められていくことに、全く気づかない麻美。「早く逃げて!!」と何度も叫びたくなります。 「失礼な。いやでもね、まあ疲れるぐらいならいいんだけど、なんかネットストーカーになりそうな人がいて、ちょっと心配なの。ねえ加奈子、いっそその人とは友達をやめちゃったほうがいいのかな」 「うーん、友達をブロックしてページを見えなくしてしまうことはできるけど、それって本当に最終手段だからね。それで逆上した人が、殺人事件を起こしたこともあるぐらいだから」 『スマホを落としただけなのに』 ーより引用 「しかし、どこでカード情報が盗まれたんだろうね」 「うーん、結構ネット通販とか利用するから、悪いサイトにひっかかったのかも」 「麻美。そう言えば、ちょっと前に富田君がスマホをなくしたとか言ってたわよね。その時に、データを盗まれたんじゃないの?」 「そうかなー。いや、だってあの時は親切な人がわざわざ返してくれたから。それに盗まれたのはカード情報でスマホとは関係ないから」 『スマホを落としただけなのに』 ーより引用 日常から劇的に変わったゾッとする状況のなかで「最近少し、変なことが続いている」くらいに思っている麻美が、非常にもどかしく感じます。 人間関係を壊され、脅されて、麻美が頼る先は…会ったばかりのITに詳しい「男」。不自然なほどタイミングよく現れた「男」は、麻美の黒髪を褒める。 まさに、情報化社会のミステリーです。 日本人はセキュリティに対する意識が低い。 単一民族で四方を海で守られていて、さらに世界一優秀な警察がいるのだから、今までは、多少、油断してもよかったが、インターネットの世界ではそうはいかない。 『スマホを落としただけなのに』 ーより引用 『スマホを落としただけなのに』著者の志駕晃さんより、grapeにコメントをいただきました! 最近のランサムウェアもそうですが、一年前に書いた作品にどんどん現実が近づいてきました。 スマホやSNSが今一つわからないという方にこそ、是非、読んでいただきたいです。 志駕晃 事件に巻き込まれないよう、まずは隙を作らないことが大切です。些細な異変が、命の危険にまで迫るものだとはなかなか気づけません。 パスワードは簡単に連想されないものになっていますか。悪意を持った人に付け入れられかねない情報を、保存したままにしていませんか。 意識とスマホのセキュリティレベルをあげましょう! 『スマホを落としただけなのに』の映画が公開中 『スマホを落としただけなのに』の映画が、2018年11月2日に公開されました。 追い詰められていく稲葉麻美役は、女優の北川景子さん。恋人を助けようとあがく富田誠役は、俳優の田中圭さんが務めています。 早くも、ネット上には「めっちゃ面白い!」「結末が分かった後も、俳優の演技がすごくてのめり込んで観てしまった」などの感想が続々と投稿されています。 どのような映画になっているのかが気になる作品。本書を読んでエピソードを知っていても、映画館まで観に行きたくなりますね。 grapeユーザーにサイン本をプレゼント 『スマホを落としただけなのに』の続編『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が発売中。 志駕晃さんのサインが書かれた続編を10名にプレゼントします! 応募方法は、こちら。応募締め切りは2018年11月14日です。 1: grape公式アカウント(©grapeejp)をフォローする。 2: フォローしてから、下のツイートをリツイートする。 🌸プレゼント企画🌸現在上映中の映画『スマホを落としただけなのに』の続編小説を、作者の志駕晃(@E9nawos5InYAehk)さんサイン入りで10名様にプレゼントします!1.grape公式アカウント(@grapeejp)をフォロー2.このツイートをRT!応募〆切は11月14日いっぱいです😊 pic.twitter.com/hKzYjvqZI2— grape (@grapeejp) 2018年11月8日 宝島社 志駕 晃 著 『スマホを落としただなのに』 Amazon:スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [文・構成/grape編集部] 森口博子、タクシーに乗って行き先を告げたら運転手が…?タクシー運転手の対応に反響が上がりました。タクシーに乗車して、目的地を告げると…? GACKT「キミは誰かから嫌われてない」 続く言葉に「腑に落ちた」「心が軽くなった」の声GACKTさんが、心のバランスを崩しそうな人へ送った言葉は?ネット上で反響が上がっています。 Share Post LINE はてな コメント
スマホは便利だけれど、もし中身を全部、他人に見られてしまったら…。
「あなたは大丈夫ですか?」
スマホは情報の塊です。家族や友人の連絡先が入っていますし、FacebookもLINEもログインしたまま。
住所や顔を知られてしまい、誘拐のきっかけになってしまうことも。
自分に落ち度がなくとも、誰かの落としたスマホから自分の情報が漏れ、悪意を持った人に目をつけられることも…脅威は、自分の知らない所からもやってきます。
「みんな、セキュリティをしっかりして!」と叫んでも、どこかの誰かの耳には届きません。情報の網を伝って、悪意を持った人はクモのように襲いかかってくるのです。
「殺人鬼にスマホを拾われたらどうなってしまうのか」を想定して書かれた小説をご紹介します。
気づいたら目の前に…いる
ご紹介するのは、この作品で作家デビューした志駕 晃(しが あきら)著『スマホを落としただけなのに』。
第15回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉として話題になった作品です。
【あらすじ】
稲葉麻美の恋人である、富田誠のスマホを拾ったのは、長い黒髪の美人を狙った殺人鬼(シリアルキラー)。
ディスプレイに表示されていた麻美を気に入り、殺人鬼はスマホやSNSを次々とハッキング。リアルタイムで情報を得て、麻美を追い詰めていく。
殺人鬼に追い詰められていくことに、全く気づかない麻美。「早く逃げて!!」と何度も叫びたくなります。
日常から劇的に変わったゾッとする状況のなかで「最近少し、変なことが続いている」くらいに思っている麻美が、非常にもどかしく感じます。
人間関係を壊され、脅されて、麻美が頼る先は…会ったばかりのITに詳しい「男」。不自然なほどタイミングよく現れた「男」は、麻美の黒髪を褒める。
まさに、情報化社会のミステリーです。
『スマホを落としただけなのに』著者の志駕晃さんより、grapeにコメントをいただきました!
最近のランサムウェアもそうですが、一年前に書いた作品にどんどん現実が近づいてきました。
スマホやSNSが今一つわからないという方にこそ、是非、読んでいただきたいです。
志駕晃
事件に巻き込まれないよう、まずは隙を作らないことが大切です。些細な異変が、命の危険にまで迫るものだとはなかなか気づけません。
パスワードは簡単に連想されないものになっていますか。悪意を持った人に付け入れられかねない情報を、保存したままにしていませんか。
意識とスマホのセキュリティレベルをあげましょう!
『スマホを落としただけなのに』の映画が公開中
『スマホを落としただけなのに』の映画が、2018年11月2日に公開されました。
追い詰められていく稲葉麻美役は、女優の北川景子さん。恋人を助けようとあがく富田誠役は、俳優の田中圭さんが務めています。
早くも、ネット上には「めっちゃ面白い!」「結末が分かった後も、俳優の演技がすごくてのめり込んで観てしまった」などの感想が続々と投稿されています。
どのような映画になっているのかが気になる作品。本書を読んでエピソードを知っていても、映画館まで観に行きたくなりますね。
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『スマホを落としただけなのに』の続編『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が発売中。
志駕晃さんのサインが書かれた続編を10名にプレゼントします!
応募方法は、こちら。応募締め切りは2018年11月14日です。
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宝島社 志駕 晃 著 『スマホを落としただなのに』
Amazon:スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
[文・構成/grape編集部]