『世田谷一家殺人事件』の自宅を遺族が初公開 遺族「生きた証を知ってほしい」
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2000年の年の瀬に東京都世田谷区で起こった『上祖師谷3丁目一家4人強盗殺人事件(通称・世田谷一家殺害事件)』。
何者かが被害者一家の自宅に侵入し、夫婦と8歳だった長女、6歳だった長男が命を奪われました。
あまりにも残虐であり多くの人が胸を痛めた事件ですが、およそ19年経った2020年1月現在も犯人が捕まっていません。
『世田谷一家殺害事件』の自宅内部が初公開に
被害者の遺族は2020年1月18日、事件現場である被害者一家の自宅内部を一部の報道機関に初めて公開しました。
自宅の中には、警察によって整理された遺品の入った大量のダンボールが。また、家具は当時と変わらない状態に現場保存されています。
産経ニュースによると、内部を公開する理由について、遺族は「4人はつつましい生活の中で一生懸命生きていた。その人生の肌触りを知ってほしい」とコメント。
また「事件を推理するのではなく、実際に現場を見てその狭さを知ってほしかった。一家は逃げる場所もなく、犯人と戦ったのだと思う」と訴えました。
自宅の壁には、亡くなった長女と長男が背比べをした跡も残っています。生活感が残る自宅の様子を見て、事件の残虐性を再確認した人も多いことでしょう。
遺族の思いによって、初めて公開された事件現場。動画を見た人からは、いろいろな声が上がっています。
・この事件は一生忘れられない。早く犯人が捕まりますように。
・子供たちの背比べの跡がつらすぎます。本気で泣いてしまった。
・胸がつまって冒頭しか見ることができなかった。子供が事件に巻き込まれるのはつらい。
遺族は事件の風化を不安視し、事件現場の取り壊しをためらっているといいます。
いつか犯人が捕まることを多くの人が願っているでしょう。亡くなった人は帰ってきませんが、遺族の心の傷が少しでも癒えるよう祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]