1枚の布に浮かび上がる『影』 その意味に、多くの人が涙
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
大切な人との別れは、多くの人にとってつらく、身が引き裂かれるような思いがするものです。
家族や友人、恋人など、身近な存在だった相手が手の届かないところへいってしまった悲しみを癒すには、それ相応の時間が必要でしょう。
ある美大生がTwitterに投稿した、『Phantom』というタイトルを持つ、こちらの作品。
こちらは、倉本大豪(@kuramotolian)さんが卒業制作として手がけたものです。
倉本さんは、3年前に親友を亡くしました。
その時に抱いた言葉にできない想いと、少しずつ消えていく親友の記憶を、作品としてそのまま形に残したのです。
いつかは記憶から少しずつ消えていくかもしれない、親友と交わした会話やたわいないやり取り。作品からは、そういった大切な記憶を愛し、消えていくことを受け止めようという覚悟がにじみ出ていますね。
作品を撮影した動画もご覧ください。
倉本さんは、布を用いて空間を作り出す様子や、布と身体の関係に注目したことをきっかけに、作品を生み出したといいます。
【ネットの声】
・涙があふれました。胸にガツンとくるものがあります。
・伸ばした手は、自分のものでもあり、相手のものでもある気がしました。
・自分も大切な友人を亡くした経験があります。作品を見て救われた心地がします。
・触れられそうで触れない、消えそうで消えないという印象を受けました。形に残らないものほど、美しく繊細なのかもしれませんね。
作品を見た多くの人が切なさを感じ、それ以上に愛おしさを感じたようです。
大切な人と過ごせる日常は、自分たちが思っている以上に貴重で、かけがえのないものだといえるでしょう。
生きることの尊さを思い出させてくれますね。
[文・構成/grape編集部]