木村花さんの件を受け、誹謗中傷の特定を簡易化へ 「抑止力になりそう」の声
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- 出典
- 産経ニュース
2020年5月23日、女子プロレスラーである木村花さんが亡くなりました。
22歳という若さでこの世を去った、木村さん。自宅に遺書が残っていたため、警視庁は自ら命を絶ったと見ています。
木村さんはバラエティ番組への出演をきっかけに、SNSで不特定多数から「早く消えてくれ」「テレビに出るな」といった誹謗中傷を受けていました。
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ネットが普及したことによって、著名人への誹謗中傷行為は絶えません。きっと相手の顔が直接見えない点に加え、反撃されにくいため攻撃しやすいのでしょう。
今回の騒動を受け、これまで誹謗中傷に耐えてきた多くのタレントが、新時代の『いじめ』に苦言を呈しています。
木村花さんの騒動を受け、誹謗中傷の特定が容易になるよう制度改正か
産経ニュースによると、同月26日、高市早苗総務相は記者会見で木村さんの件について「匿名で他人を誹謗中傷する行為は、人として卑劣で許しがたい」とコメント。
誹謗中傷による被害を減らすため、今後は発信者の特定を容易にするための制度改正をスピード感を持って行うと述べました。
インターネットは匿名のように見えますが、誹謗中傷や名誉棄損などの被害を受けた場合、個人情報の開示を求めることができます。
しかし弁護士に依頼をして裁判を起こしたり、高額の金銭や時間が必要になったりと、被害者に大きな負担がかかってしまいます。
※写真はイメージ
制度改正によって、今より手軽に加害者を特定できるようになり、泣き寝入りをする人が減るかもしれません。
また、「簡単に個人情報を特定される」という風潮になれば、軽い気持ちで誹謗中傷をする人もいなくなるでしょう。
高市総務相のコメントに対し、ネットではいろいろな意見が上がっています。
・どこから誹謗中傷になるかの判断基準が難しそうだけど、抑止効果は強そう。
・誹謗中傷をなくすのは残念ながら無理でしょう。でも、1人でも被害者を減らすように社会が考えないと。
・デメリットもあるだろうけど、心が壊される人が減るならアリ。ネット社会に適応したルールを作らないとね。
著名人だけでなく、きっと今も多くの人がネットでの誹謗中傷に悩まされていることでしょう。
デジタル社会ならではの問題に社会全体がしっかりと向き合い、加害行為を看過しない、やらないという意識を持っていたいものです。
[文・構成/grape編集部]