車で道に迷ったおじいさんに出会ったカップル 『親切すぎる』行動に人々が涙
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- hoodsforgood
トレイシー・エックハルトさんと婚約者のエルトン・フードさんはアメリカ・イリノイ州のガソリンスタンドでデニスさんという男性に出会いました。
80歳のデニスさんはエルトンさんたちに「また道に迷ってしまったよ」といい、困っている様子。
彼は1人でアリゾナ州からウィスコンシン州に住む息子の家まで車で向かっていたのですが、何度も道に迷って1週間もさまよっていたのです。
3人がいた場所からデニスさんの息子の家までは、なんと200マイル(約321㎞)も離れていました。
エルトンさんはデニスさんのために紙にできるだけ分かりやすく道順を書いてあげました。また彼の息子に電話をかけて、お父さんの現在地を知らせてあげます。
その直後、エルトンさんはデニスさんの車にカーナビがついていることを発見。すぐにカーナビに目的地を設定し、デニスさんに使い方を説明してあげました。
そして「困った時やまた迷った時は連絡してください」と自分の電話番号を渡してデニスさんを見送りました。
どうしても道に迷ってしまうおじいさん。するとカップルは…
それぞれがガソリンスタンドを出発してから15分後、デニスさんからエルトンさんに電話がかかってきます。
彼はカーナビの使い方が分からず、混乱してしまい、再び道に迷ってしまったのです。
その瞬間、エルトンさんたちの心は決まります。
僕たちが連れて行ってあげよう!
彼らは引き返してデニスさんがいる場所へ向かい、そこから彼の息子の家まで自分たちが先導して行くことにしたのです。
3人は途中で昼食をとり、デニスさんの生活や今回の旅行のことなどいろいろな話をしたといいます。
そして再び出発してから約3時間後、3人は無事にデニスさんの息子の家に辿り着くことができました。
トレイシーさんがTikTokに投稿した動画には、2万件を超えるコメントが寄せられています。
・あなたたちはこの世界に希望があることを教えてくれた。
・涙が出た。いい人でいてくれて本当にありがとう。
・こんなに優しい動画を初めて見たよ。
・男性はきみたちに出会えてラッキーだったね!
カーナビは便利ですが、使い慣れていない人にとっては想像以上に操作が難しいものなのでしょう。
また高齢者が1人で見知らぬ町で道に迷っていたりすると、思わぬ犯罪に巻き込まれる可能性もないとはいえません。
見ず知らずのデニスさんのために、自分たちの予定を変更して300㎞以上も離れた場所まで連れて行ってあげたエルトンさんとトレイシーさん。
2人の優しさは多くの人たちの心を温かくしてくれました。
[文・構成/grape編集部]