1人で家を抜け出し、迷子になった男の子 野良犬のピットブルが守り抜く
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6年間、撮影した写真を1枚にすると? 光景に「泣いた」「鳥肌が立った」絵本の1ページのような家族写真を撮り続けている、Masaya(@88Masaya)さん。息子さんが生まれた2019年から毎年、ある場所で家族写真を撮影しているといいます。
アメリカ・ミズーリ州で幼い男の子が1人で家を出て行ったまま迷子になるという出来事がありました。
海外メディア『FOX2』によると、カモリオン・テイラーくんは朝にパジャマ姿で裸足のまま、ふらりと家から出て行ったのです。
たまたま犬の散歩をしていた女性がカモリオンくんを見つけたのですが、その時、彼は1人ぼっちではありませんでした。
カモリオンくんのそばに1匹のピットブルがいたのです。
ピットブルはまるでカモリオンくんを守ろうとしているようだったといいます。
そんなに幼い子が1人で歩いているのは明らかに不自然だと心配した女性は、彼の家を探してあげることにします。
ただカモリオンくんは自分の住所は答えられないため、女性は彼を連れて近所の家を一軒ずつ尋ねることにしました。
そうしている間もピットブルは決してカモリオンくんから離れようとしなかったそうです。
幼い男の子を守り続けた優しい野良犬
女性が尋ねたどの家の住民もカモリオンくんを知らないといい、なかなか彼の家が見つかりませんでした。
それから数時間後、ついに彼の父親がソーシャルメディアの書き込みによって息子の居場所を知り、親子は無事に再会することができたのです。
ピットブルはカモリオンくんが父親と会えたのを見届けると、安心したようにやっと彼のそばから離れたのだそう。
この出来事を知った人たちはピットブルを称賛しています。
・彼には親切な女性とピットブルという2人の守護天使がいたんだな。
・この子が無事でよかった。でもこの『ボディーガード犬』にも里親が見つかってほしい。
・この話を映画化してほしいよ。
ピットブル(アメリカン・ピット・ブル・テリア)は闘犬用の犬種として知られ、人やほかの動物を襲うことがある狂暴な犬というイメージを持つ人もいます。
しかしペットとして飼育されているピットブルの多くは飼い主に対して忠誠心が強く、優しい性格だといわれています。
カモリオンくんはピットブルを『子犬』と呼び、とても気に入っている様子だったのだとか。
きっとこの犬は、幼い彼を見て本能的に「守ってあげなければ」と思ったのでしょう。
このピットブルは野良犬と見られ、その場にいた警察官が「自分が里親になるかもしれない」といい、保護しました。今頃、この犬にも優しい家族ができているといいですね。
[文・構成/grape編集部]